(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2987)
平成24年5月の日本を代表する酒としての『國酒プロジェクト』の以前から日本酒の輸出量は伸びており、2001年から11年間で2倍の輸出量になっている。
2012年には90億円弱であった輸出額は2013年には105億円、2014年には115億円と拡大している。
世界における日本酒の躍進が目覚ましい一方、もう一方の国酒である『焼酎』の世界認識・評価はどうなのでしょうか?
総務省データによれば、2014年の焼酎の輸出額は16億円と日本酒の7分の1に過ぎません。
世界において焼酎とは、「韓国製焼酎がスタンダード」となっています。
アメリカの焼酎マーケットにおいては、韓国製焼酎シェアが90%、日本製は7%と圧倒的な差異です。
中国においても同様で、韓国製82%に対して日本製は7%。(残りの数%はベトナム製など)
韓国製焼酎の代表は「ジンロ・LOTTE」で、2013年のジンロの生産量は333万石(1石=180L)となっており、日本のトップメーカーの7~8倍の製造量です。つまり、焼酎の世界市場においては「韓国製というのが一般的」で、その要因は価格であり、「美味しいけれど日本製焼酎は高い。焼酎ならば安い韓国製で充分」とするのが、現状での世界における焼酎マーケットの評価です。
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世界において、日本の焼酎が飲まれるためには、日本酒=SAKEが見本となることは間違いありません。世界における日本酒の評価は「高級な贅沢な酒」です。
日本の本格焼酎も韓国ジンロと異なり、「お金を出しても、飲んでみたい酒」への異なったマーケティング路線を採択・固めて行くべきでしょう。「(焼酎)∔(日本)」のマーケティング戦略です。価格競合だけの戦略での成功はまず無理と言えるでしょう・・。
極めて抽象的な表現ですが、今後において「日本が輸出においての成功を図るポイント」は、その輸出製品が、どれだけの(日本)を含むか?海外の顧客に(日本を感じさせるか?)が、大きなキーポイントになるよう感じます。それには、商品単独の海外への売り込みでは不可能で総合的な日本らしさの押し出しが不可欠です。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木