(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2981)
数年間で急激な輸出の増大がみられる(隠れた輸出品)があります。日本の持つ(特技)からすると当然の商品とも思えますが、生真面目な思考回路では認めがたい品物でもあると思います。
2015年1月~9月の名古屋税関管内における『プラモデル』の輸出実績は167万5千DZ(ダース)で、前年同期比419.4%の65億5,965万円(同146.1%)と大幅な増加となり、2014年に記録した年間最高額を本年度は半年間ですでに超えています。
(※)アジア向けを主に、「アニメ・キャラクター」のプラモデル輸出が増大。
(昨年度の日本全国でのプラモデル輸出総額は、85億7千万円弱で名古屋だけで、日本からのプラモデルの輸出の75%を占めます。
名古屋におけるプラモデルの海外への輸出額は2005年度が20億円で昨年(2014年度)が、65億円と3倍以上に増大し、本年度(2015年)は、一気に100億円突破の10年で5倍への輸出増大をはかる(隠れた輸出商品)です。
日本製プラモデル海外への輸出の71%以上が清水港からです。
静岡県の「プラモデル産業」は、木製模型飛行機の製造が前身となっており、昭和7年に静岡県の模型メーカーの製造者が完成品を製造・販売したことが発祥と言われています。
戦後の昭和25年以降、欧米からプラモデルが輸入されるようになると、我が国の木製模型産業は急激に衰退していきました。その中、木材からプラスチックスへの素材転換を図ったのが静岡県にある模型メーカーで、現在、日本のみならず世界的にも注目されるプラモデルメーカーへと成長しました。
今後の展望についてプラモデル関係業界では、日本国内ではプラモデル愛好家の高齢化が進み、少子化や若者n趣味の多様化などで、マーケットのすそ野が現象傾向にあるものの、海外では精巧・精密な日本製プラモデルへの注目度が上昇しており、特に東南アジアを中心にキャラクターモデルの販売が好調であるなど市場としては拡大傾向にあると期待される輸出商品です。
(記事参考:関税週報 2015/12/11)
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(たかがプラモデル、されどプラモデル)で、現在の乗用車のドアノブやバンパー回りのメッキ部材は、従来では金属メッキが不可能とされていた強化樹脂にクロムやニッケルメッキを施したものであり、この技術は世界に先駆け、日本のプラモデルメーカーが開発した技術です。また、精密な金型技術や、ドローンなどへと日本のプラモデル技術は応用発展していってるのではないでしょうか。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木