(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2977)
近年、船舶の大型化が急激に進んでいる。1967年に日本に初めてコンテナ船が入った時は700TEU積みであったが、その後、1980年代半ばから1990年代半ばまで4,000~5,000TEU積みまで大型化が進展した。
こうした船舶が着岸するためには、岸壁の深さが14m程度必要となることから、横浜港の大黒ふ頭等で整備が進められてきた。1990年代半ばまでの10年間は4,000~5,000TEU積みで横ばいの状況であり、当時、このままコンテナ船の大型化は頭打ちになるのではないかとの意見も散見されたようだが、その後、1990年代後半から急激にコンテナ船の更なる大型化が進展し、あっという間に1万TEU積みを超えて、現状は1万9000TEUを積めるようなコンテナ船が出現している。
これら大型化の要因としては、造船技術の発展ということもあろうが、やはり多くのコンテナを一度に運ぶことによって輸送コストを低減するというスケールメリットを活かした取り組みが船会社の戦略として出てきたことが大きい。
当然、船が大きくなるに従って岸壁水深も増深が必要になり、例えば1万6000TEU積みのコンテナ船が満載で入港した場合、水深18mの岸壁がないとそもそも船が着岸できない。
(記事:松良精三 氏 国土交通省港湾局港湾経済課港湾物流戦略室長- 2014/12)
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次号、『大型船就航による(カスケード現象)』をアップ予定。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木