(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2976)
日本は、運送コスト・単価採算性から、米国からの天然ガスの輸入に「Q-フレックス」と呼ばれるLNG専用大型運搬船を利用することを考えている。
しかし、パナマ運河が拡張された時点で通過できる船の最大の船腹幅は49メートルとされており、「Q-フレックス」の船幅は50メートルでパナマ運河通行許可が下りなくなる。
Q-フレックス:「この大型船のメリットは通常のLNG輸送船よりも積載量が38%多く積めるという点にある」と日本は、パナマ当局に規制緩和を訴えてきた。
つまり、たった1メートルの違いで、一度に運べる積載量が38%違ってくる。という採算ベースから考えるとおおきな違いになってくるのであり、さらに、パナマ運河経由か、スエズ運河経由かの航海ルートにも影響を与え、輸入コストは倍半分以上の差となってきます。
米国の天然ガスの主要産出地はテキサス、オクラホマ、ルイジアナ、ペンシルベニアなど米国の南部・中部・北東部であるが故に、拡張されたパナマ運河を通行できないとなると、スエズ運河経由になり、所要日数において日本に到達するまでに5~10日余分にかかる。
日本は中東からの天然ガスを単位当たり15~16米ドル支払っているが、米国内では4ドル前後が相場であり、米国産単価は中東価格の1/4である。
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パナマ運河事業団は、「拡張工事が完了した当初は、最大制限船幅を49メートルとするが、タグボートの操作などの安全・正確さの確保ができてくれば最大通行許可となる船腹幅を51.2メートルまで広げる意向を日本政府に伝えている。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木