(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2721)
『中国指導のアジア投資銀行(AIIB)、世界的スケールに』
■ 創設メンバーが40カ国超えに
前号に続き、”あえてこの話題を再度アップします”。
別段、これほどの規模に拡大した中、40ヶ国以上がAIIB参加を表明し、G7(経済先進7カ国)の中で参加を表明していないのは、米国と日本のみで、躊躇することは、”日本の針路を誤る”とか、「アジア開発銀行(ADB)の総裁国である日本は、参加すべきではない」との両方の極からの意見を述べているわけではありません。
驚いている点が2つあります。
1) NHK、日経を始めてとして、メディアの注目・報道の少なさ・静寂は何なのか!?
前号でのアップの通り、戦後70年の米国やそれを追従する日本にとって、”決して
無視することのできない70年目の初めての出来事!”には違いありません。
(参加)・(不参加)の何れの選択を選ぶべきであるにしろ、「日米の一大事」を
各マスコミが取り上げないのは何故ですか? ニュースとして取り上げる判断力
を持たない報道機関に成り下がってしまっているのですか?
僕には、NHKも日経も、自らの報道機関としての役目を放棄して、出てきた事実
の(後追い)に徹しているとしか思えません。
その中でも、「毎日新聞」のAIIBに関するニュースには、興味を抱かせる内容が
あります。きっちりと!(こうあるべきではないのか?)という毎日新聞なりの疑問
と問題定義を行っています。(政府の出方次第~)と”顔色をうかがっているNHK、
日経とは一味違う面を感じました・・。
2) 若い人達の中の、”包み隠さない直接的な意見”
すべての若い人達とも思いませんが、予想外に若者が、この話題を沈着・冷静
に捉えて興味を持っています。
そして、包み隠さずに、各人の意見を直接的に表現します。
我々世代以上の(常識判断の大人?)の一般的な思考回路;
・(大局的に判断しなければ~・・)
・(八方が、うまく収まるよに”波風を立てずに、軟着陸の方向を見定め
なくては~・・・
その「柔順不断」!な態度がどれほど今までの日本の針路を誤らせてきたことか~!
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「アジア融資銀行(AIIB)」 参加にしろ不参加にしろ、安倍首相、麻生財務大臣にしろ、ここ数日は(夜も眠れない・・)苦渋の決断を迫られている「戦後70年最大の選択肢」のはずです。
その日本の選択肢に対して、”はっきりした方向が見えるまで、自社の意見は大人しくしていて報道を控えましょう~・・・」とする態度は、現在の若者の辛辣な意見の方がよほど信頼がおけます。と感じるのは僕だけですか?
ましてや、駅前で(当たり障りのない演説ばかりしている地方選立候補者)に対して、何も感じるものはありませんね!
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今週半ばから~9月一杯までは、再び「通関士受験対策」に係る内容にこのブログの内容を切り替えて継続します。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木