(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2649)
「非常に内向きで、(貿易ともだち)にしては内容的に相応しく無い」とお思いでしょうね。
しかし、「郵政」が上場を果たした今、残る”巨大准官製組織”は(JA=農協)のみで、この扱いを現政権がどう処理するか? あれこれと課題はありますが、全世界が注目する日本の課題のトップはこの「農協」です!
『農家の”復権”を図るために 寄生虫のJA全中を解体せよ!』
櫻井よしこ
「週間ダイヤモンド 2014年5月24日号」「新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1035」
全国農業協同組合中央会(JA全中)は長年にわたって、農家の寄生虫のようだった。農家を助け繁栄に導き、日本の農業の国際競争力を高めることが農協の存在理由にあるにもかかわらず、彼らはその役割を少しも果たさず、日本のコメ農業の衰退をもたらした。
政府の規制改革会議が、JA全中の影響力を抑制する農業改革案をまとめたが、農協の根本的改革はJA全中関係者はいざ知らず、個々の農家を含めた多くの国民の思いであろう。
キャノングローバル戦略研究所・研究主幹の山下一仁氏がインターネットの「言論テレビ」の番組で、巨大化した農協がもたらす「害毒」を指摘した。氏はまず、現在のコメ農業をめぐる政策の根本的な矛盾を、こう指摘した。
「1995年に食管法が廃止され、減反政策で農家に補助金を払い、コメ以外の作物をつくってもらっています。コメの供給量が減って米価も消費者の負担も高止まりという悪循環の中で日本のコメ農業は本来手にすることができる繁栄を逃しているのです」。
山下氏が指摘する統計を私達は、しっかりと頭に刻み込むべきであろう。
減反政策に毎年5,000億円使われているのに加えて、消費者として高い米価のために毎年6,000億円分余計な支払いをしているのだ。計)1兆1千億円で支えるコメ産業の生産額は毎年1兆8千億円に過ぎない。なんという無駄なお金の使い方か。
このような非生産的な制度を頑として守り続けようというのが農協である。
「農協は農家のための組織のはずですが、今、農協加盟者の半分以上が准組合員。つまり、農業にほとんど無関係のサラリーマンなどです。
なぜ、農家でもない人たちを大量に農協に入れるのか? 農協が営む(銀行)、「生命保険)(損害保険)など、幅広い事業の客として取り込んできたのです。
(次号に続く~)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木;
櫻井よしこ オフィシャルサイトより~