(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2614)
先日、「NECによる(物体指紋認証技術)による、海賊版(コピー商品)・模倣品の真贋や、タグを取り付けられない小物製品のネジ等のソフトが開発された、とアップしています。
貿易・通関におけるPC(パソコン)の外部持ち出しにおけるセキュリティー(気密漏洩)に留意するような内容かとも思えますが、その未知の可能性とは『IoT(アイ・オー・ティー)』という事ではないでしょうか?
「IT(Infomation Technology)・アイティー」=情報通信技術は知っていますが・・・
『IoT(アイ・オー・ティー)』とは何なのか?
クラウド、ソーシャル、ビッグデータに続くトレンドとして
「モノのインターネット」(Internet of Thinngs:「IoT(アイ・オー・ティー)」が注目を集めている。「IoT)」の概念そのものはそれほど難しいものではない。従来型のインターネットがコンピューターのネットワークであったのに対して、テクノロジーの進化により、今まではネットワークに接続されていなかった「モノ」がインターネットを介して情報をやり取りする能力を備えて行くという考え方だ。
ここで、「モノ」には「コンピューターを内臓した製品」も含まれるし、無線タグを付した物品のようにそれ自体ではコンピューターと呼べないが、別のソフトとのやり取りをすることで間接的にインターネットに参画できるモノも含まれる。重要なのは、「コンピューターを内蔵したモノのネットワーク」あるいは「コンピューターとやりりできるモノのネットワーク」とは言わずに「モノのネットワーク」と呼んでしまってよいほど
”コンピューターが見えない存在になっていく”点だ。
「IoT」に相当する概念は新しいものではなく、1990年代から議論されてきたものだ。概念としては新しくないが、テクノロジーと利用環境の変化により急速に重要性が増している点ではクラウドやビッグデータとも共通する部分がある。
「IoT」に関連したもう一つの重要概念に「M2M(Machine-to-Machine)」がある。人間を介在しない機械どうしのやりとりによりプロセスが実行されていくという考え方である。現在のコンピューターが処理するデータの大部分は元々人間が入力したものであり、多くのプロセスは人間が起動することで実行される。
これに対して、「M2M」の世界では、例えば、自動販売機自身が在庫を監視して補充が必要になった時に在庫管理のサーバーに発注依頼を送信するなど(さらには出荷された商品の無線タグを読取ることで自動的に在庫管理サーバーの情報が更新されるなど)、人間の介在なしにデータの捕獲、そして、それに対するアクションが実行される。
(記事:栗原 潔 (株 デックサージェイビー代表)・Enterprize/Zine(2014/04/11)
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「通関」も広い意味で言えば、納税も含めた(物流)です。(次期NACCS)の稼動に向けて、着々と貿易・通関の全面電子化が進められていますが、「IoT」、「M2M」の技術革新は、我々が携わる(国際物流)=貿易・通関手続きの内容を大きく変える”革新”が襲っていると言えるでしょう。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木