(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2443)
「米ドル札」=利息の付かない少額の米国・
国債証書である。
「一万円札」=日本の中央銀行=(日本銀行)の発行した
”銀行券”である。
と言われても、(お金)は、あまりにも身近で接してきたものだけに、(紙幣とは?)、(日本銀行とは?)などとは、本気で深く考えたことはありませんよね?。
『日本銀行』=日本の中央銀行で、過半数の株式を政府が所有してはいますが、”分権独立組織”で大きく言うと(三つの役割り)を担っています。
1)
紙幣の発行:一万円札、五千円札、2千円札、千円札を発行しています。
※(コイン)である、五百円、百円、五十円、十円、五円、一円硬貨は、政府・造幣局
の発行です。
2)
政府の銀行:誤解を受け易いのですが、(政府の財布)とは違います。政府の会計を請け負っているのです。政府が国民から集めた税金や、国債のお金を預かって公共事業に使うお金や、公務員の給与などのお金を出している。
3)
銀行の銀行という役割り。
「日銀=日本銀行」は、我が国で唯一”通貨発行ができる金融機関”です。
(紙幣(一万円札など)を印刷してばら撒く」と言われますが、単に印刷してばら撒いているわけではありません。
日本銀行は、政府と銀行から債権(国債や手形)を購入し、その購入代金を政府や各銀行が設けている日銀の当座預金(銀行の無利息の預託金)の口座に数字を振り込みます。すると、政府や銀行は、当座に入力された数字の紙幣を引き出すことができます。
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これが、(通貨発行)です。
その構造(仕組み)を資産と負債のお一覧表で示すのが「貸借対照表=バランスシート」です。
日本銀行の資産は、そのほとんどが国債であり、負債が通貨発行です。
通貨発行が日本銀行にとって負債であるのは、例えば、クレジットカード(与信)で債権を買えば、負債となるのと同じ簿記処理と同じ原理です。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
「日本銀行」は、受け取った国債(債券)を担保に、皆が信用する通貨を発行する機関です。