(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2460)
前々号で、アップした『濃縮還元ぶどうジュース』、受け狙いでアップしてみましたけど、
実は、試験問題を作る気になれば、かなり”複雑なぶどうジュース”です。
『ぶどうジュース』は、そこから「ワイン=ぶどう酒」や、「シャンパン」、「ブランディー」
などと発展していく果汁だけに、ややこしいですね・・。
加工形態によって、「第20類:果汁」、「第21類:調味料」、「第22類:(酒)、
(ジュース)」の3類にまたがる『ぶどう果汁』だと思いますよ。
日本の(酒税法)では、(塩)を加えた「料理用ワイン」は、”酒税法適用除外”ではなかった
かな?
・ぶどうを搾り、ぶどう自体の糖分が12%あった。
・糖分12%の天然ぶどう果汁に、10%の砂糖を加えた。
・ぶどう果汁の自然な発酵を止めるために煮沸熱加工を加えた。
・ワイン製造用のぶどう果汁のタンクを早期に開封し、「フェダーヴァィサー」=”ワイン
のどぶろく”として販売されているもの。(アルコール度数:3%)
・ぶどう果汁に風味を増すため、レモン果汁を5%加えたもの。
・ぶどう果汁を容量で5分の1(20%)まで、脱水した「濃縮ぶどうジュース」
・
20%の(濃縮果汁)に80%の水を加えた「濃縮還元ぶどうジュース」
・
20%の(濃縮果汁)を30%含むぶどうジュース
・ぶどう果汁のアルコール発酵が、5%まで進んだ段階で、加熱により発酵を止めた
(低アルコール飲料)
・白ぶどうの果汁に人工的に炭酸ガスを加えた「発泡性白ぶどうジュース」で、アル
コールを含んでいないもの。
☆「フェダーヴァィサー(Federweisser)」
懐かしいです・・。まさに(ワインのどぶろく)で、真っ白い飲み物です。
ドイツ・Frannken(フランケン)のワイン醸造農家が、ワイン製造のためにタンクに
仕込んだぶどう果汁を
1~2週間目に、開封して、地下の醸造蔵で客に飲ませるのです。
口当たりは(ぶどうジュース)ですから、甘くていくらでも飲めますけど、発酵の
途中ですから、後になって”か~なりの悪酔い・・”をします(笑)
客のテーブルにはボトルに入れて出しますが、(栓)はできません。発酵ガスによって
栓が吹っ飛びます。
日本でも、発酵を止めた白い(どぶろくワイン)は、販売されているようですね。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木