(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2489)
『通関士試験・実務科目・(通関書類の作成要領その他通関手続きの実務)』
・択一式: 5点(5問)
・選択式: 5点(5問)
15点(2問)
注1)「選択式」とは、文章の空欄に当てはまる適切な語句を選択肢の中から選んで解答する
形式、又は5肢の中から「正しいもの」若しくは「誤っているもの」を選択する形式。
注2)輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を使用して行う輸出申告書と輸入
申告書の問題を前例通りの方式で解答。
〇 試験時間:13:50分~15:20分(90分)ー 第45回の例
と、書けば、非常に簡単な内容になりますが(実態は大変!)な試験内容です。
〇「選択式問題」には(課税価格等の計算問題)と(実効関税率表の所属区分問題)が含ま
れます。
・(計算問題)は、一問=1ページに渡る出題設定もあり、(選択式)と言えども課税価
格の数字をマークするという”実質的には課税価格を記入する記述式問題”です。
・(輸入貨物の所属区分等)の五肢選択問題は、”その全てが正解でないと得点とならな
い”と、×5問=15問の出題数と同じことになります。
〇「輸出申告書」:解答は輸出統計品目番号の選択のみ(解答箇所=5点)
・近年の出題特徴として、インボイス輸出貨物が10品目前後に及びます。
・特定の「部・類・項」の範囲を超えて、多種な輸出貨物の広範囲な選択となっており、
複数の部の(注の規定)も含めた出題となっています。
〇「輸入申告書」:解答欄は(実効関税率番号)と(輸入申告価格)の@5点×2=10
・2~3年前の試験より「課税価格評価」が大きく組み入れられてきました。加算要素
・控除費用等の(課税価格決定の計算)を誤ると、”芋づる式”に(課税価格)の解答
欄=5箇所の全てを失う結果になります。
・輸入商品も、輸出申告と同様に、10品目前後の複数の部・類・項に及ぶ広範囲な構
成となっています。
・(選択税率)・(スライド税率)適用の輸入貨物等の出題で、”従量税率を計算して
みないと実効関税率表での所属区分の決定ができない",
「とにかく、読まさせる!」・「とにかく、計算をさせる!」.出題の特徴がみられます。
多数の受験者がその過程で、”パニック・イン”に陥り、時間切れとなります。
☆ 普通の感覚では”絶対的に試験時間不足!”です。最初から最後まで、真っ直ぐに、
正しい解答作業を無駄なく進めてちょうど終わる。という出題内容の設定です。
ー読解、計算、マークシート・・その全てにおいて、”最短の処理スピード!”が身に
付くまでの”慣れ”の習熟が必要と感じていますー
(無駄な読み込み)と(無駄な計算)が仕込まれています。それに嵌ると時間不足です。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木