(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2463)
「通関」が、(税関を通す=税関手続き):申告・申請⇒許可・承認の行政上の手続き行為であるわけですから、
『税関の役割』を考えずに(通関士受験対策を進める)ことは、”目的の
無い時間の浪費”に終わる危険性があります。
かつては、『税関の役割り』というと、①関税徴収業務、②監視業務、③保税業務、④統計業務と税関組織に合わせた解りやすい表現となっていました。
現状において、
『税関の役割】を税関ホームページ上では次のように紹介しています。
ヒト、モノ、カネ、文化、情報の流れが加速・グローバル化する中で、税関が果たすべく役割も大きく変わってきています。
税関では以下の三つの大きな目標を掲げ、国内関係機関や関係業界、さらには各国の税関や国際機関などと連携・協力しながら、適正な税関行政の運営に取り組んでいます。
1)適正かつ公平な関税等の徴収
税関で徴収する関税、消費税等は、日本の税収入の約1割(約5兆円)を占めております。関税等の適正な賦課及び徴収を確保するため、積極的な情報提供を通じて、適正な申告が可能となる納税環境を整備するとともに、積極的な諸施策を講じています。
2)安全・安心な社会の実現
薬物、銃器をはじめ、テロ関連物品、知的財産権侵害物品等の社会の安全安心を脅かす物品等の密輸出入を一層効果的に水際で取締るため、内外関係機関との連携や情報交換を積極的に行うなど、近年の密輸事犯の大口化や多様性に対応した取締体制等の整備に取り組んでいます。
3)貿易の円滑化
貿易の秩序維持と健全な発展を目指すに当たっては、適正な通関を確保しつつ、簡敏な手続きと円滑な処理を実現する必要があります。税関では、手続きやシステム運用等の改善を行うなど、利用者の利便性の向上等を通じた貿易の円滑化の取組みを進めています。
「我が国は、民間と税関のパートナーシップの構築により、国際貿易のセキュリティの確保と円滑化の両立を図るAEO(Authorized Economic Operator)制度の実施に取り組んでいます。また、EPA(経済連携協定:Economic Partnership Agreement)への対応も税関の重要な使命となっています。
さらに、税関においては、社会・経済の国際化とともに増え続ける輸出入貨物に係る税関手続きのIT化を一層進めることで、通関手続きの簡素化・効率化・利用者利便の向上に取り組んでいます。
(記事:税関ホームページ~)
『税関の役割り・(キーポイント)』
①関税等の徴収、 ②水際取締り、 ③IT化(電子手続化)、④国際機関との提携
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木