(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2437)
『社会一変、想像以上だった(シェール革命) 米で原発廃炉相次ぐ』
シェール層(頁岩=けつがん)のガスや原油の開発ブームが世界のエネルギー事情と社会
を一変させる
『シェール革命』。
その中心地の米国で老朽化や東京電力福島第一原発事故を受けた規制強化に加え、シェール革命で
原発のコスト競争が低下している(フジサンケイ・ビジネスアイ)
米・電力大手デューク・エナジーは今年2月、フロリダ州のクリスタルリバー原発を廃炉す
ると発表した。同原発は格納容器のひび割れで2009年から稼動を停止中だが、
補修費用
が巨額で工事も長期間を要するため採算が取れないと判断した。
電力大手のドミニオンも昨年10月、ウィスコン州のキウォー二ー原発の閉鎖を決めた。
原子力最大手のエクセロンも、ニュージャージー州のオイスタークリーク原発を当初計画よ
り10年前倒しして19年に廃炉にする。
米国は世界最大の原発:104基を抱えるが、大半は1980年代以前に建設された。改修
費用は年々かさむ。規制強化も事業者の頭痛の種だ。米原子力着せ委員会(NRC)は
昨年、米国内の原発に対して福島第一原発事故を踏まえた安全対策の強化を命じている。
さらに、米国ではシェールガス開発で(安価な天然ガス)を使った火力発電が急増し、原
発のコスト競争力が相対的に下がっている。
『シェール革命で揺らぐWTIの価格指標性』
米国発の(シェール革命)が、”新たな革命”をもたらした。今度は、
原油価格指標として
30年間誇った米国のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の優位性に終終止
符がうたれた。
・シェールオイル増産でWTIの価格が下落
ヘッジファンド(投機筋)や石油会社などのトレーダー(資産運用家)は初めて、価格変動
のヘッジやそれを見込んだ投機の目的で、WTI原油先物より欧州の(北海ブレンド原油先
物)を利用するように替わっている。
(※)「原油」の市場は、①米国・テキサス州産の原油(WTI)、②欧州産の原油である
(北海ブレンド)、③中東産原油の(ドバイ)の三つの市場があります。
この中で、硫黄分が少なく高級原油であるテキサス原油が最も取引量が多く、市場
投機家などの参加者も多いため、30年間~、世界の原油価格の指標として国際原
油価格をリードしてきました。
ノースダコダ州などでの新型原油=『シェール・オイル』の増産により、WTIの受け渡
し地点であるオクラホマ州クッシングに過去最高の5000万バレルの「テキサス原油」の
在庫が滞留、価格下落につながっている。この3年間でみるとWTIはブレンドに対して、
1バレル当たり5~28ドル割安になっている。
(記事参考:NIKKEI 2013/04/11 (英ファイナンシャル・タイムズ)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木