(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2418)
世界の(地熱発電)業界のなかで「知らない人はいない」と言われる企業が九州にある。
西日本技術開発(WEST JEC)・福岡市中央区。 1967年に建設コンサルタントを
行う九州電力の子会社として発足し、(地熱部)は78年に設けられた。
(地熱)の開発・資源探査・掘削工事の設計・施行管理、地下資源・設備の維持管理など
(地熱発電)に関して一貫体制を構築している。
競合企業はアメリカ、イタリア、アイスランド、ニュージランドにあるが、この5社の
うち、一貫体制を持つのは
「西日本技術開発」のみである。(地熱部)は人員40名
の小所帯だが、2010年度の売り上げは14億円と過去最高になった。
(地熱発電)は、温泉地の温泉を熱源とするため、様々な不純物が溶け込んでおり、
発電蒸気タービンを腐食させます。この特殊な技術を要する(地熱発電蒸気タービン)は、
我が国の
富士電機、三菱重工、東芝の3社で世界の7割のシェアーを占めています。
世界では、いま(地熱発電)への注目が高まっている。EIA=アメリカエネルギー情
報局は、地熱発電の発電量は2008年に600億KWhから2020年には1250億KEh
に伸びると予測している。 IEA(国際エネルギー機関)も2050年までに世界地熱発電
量が1兆4000億KWh、世界の年間発電量の3.5%になると予測している。
火山国においては、すでに(地熱発電)による電力供給の割合は高い。IEAによると、
アイスランドで25%、エルサルバドル:22%、ケニアとフィリピンが17%、コスタリカ:
13%。
「アイスランド」には、(火力発電所)・(原子力発電所)と一基もありません。
地熱発電によるく”クリーン・エネルギー”と、社会からの”企業環境への取組み”
を無視できない現況下で、海外からのアルミニューム精錬工場誘致に成功しています。
(地熱発電)の魅力は、なんといっても自国にある自然エネルギーを活用できることだ。
さらに、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーと違い天候に左右されること
なく、設備利用率でみると、太陽光発電:12%、風力発電:20%に対して、地熱発電
は70%もの稼働率となる。そして、発電時の二酸化炭素排出量はほぼ ”0”と、環境
適合性に優れている。
(記事参考:WEDGE Infinity 日本をもっと考える 2012/05/21)