(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2421)
かって、「JPエクスプレス」として(日本郵便)と組み、国際物流の雄に飛躍した
ドイツ郵便(ドイツポスト)の二番手か!?と興味も持たされた「ペリカン便」の日通
も、2009年に統合計画が破談、日本通運は撤退しました。
この(日本郵便=旧・郵政省)との破談後の(日本通運)独自での世界戦略展開には
目を見張るものがあります。
所詮、官僚体制の温存に走る(日本郵便)が、(ドイツポスト=DHL)の後を追うことは
無理だったのでしょう・・。
『世界384拠点のネットワークで、グローバルソリューションを推進。
国際関連事業での事業売り上げ比率:50%を目指す。』
日本の総合物流企業の大手、「日本通運」がグローバルロジスティクス企業として大き
く舵をきった。昨年4月に3ヵ年の経営計画「日通グループ経営計画2012-新たなる
成長へー」をスタートさせており、国内・国外のグローバルビジネスを推進し、将来的に
は連結売上高に占める国際関連事業比率50%を目指す。(2010年3月期は27%)
『日通、北米大陸縦断で車部品の輸送網、全長:3300km』
日通は、日本列島並みの陸上輸送ルート(カナダのトロントから自動車産業が集中する
アメリカ各都市を経由してメキシコのサンルイスボトシまで結ぶ)の定期輸送事業を開始
した。運行は週3便で、自動車メーカーは適時適量で輸送する「ジャスト・イン・タイム」
に近い形で物流が組めるようになる。輸送ルートは「XB3300」と名づけられた。
「日通、イタリア物流会社を買収。アパレル関連の国際物流に強み」
日通は今年1月末、イタリアの医療品関連の物流企業の買収を発表している。アパレル
関連の国際物流に強みを持つ「フランコ・ヴァーゴ社」で、同社の全株式の取得に合意。
買収金額は数十億円とみられる。フランコ社はフィレンチェに本社を置き、2011年度の
売上額は200億円。イギリスやスペイン、中国など7カ国に26拠点を持って、高級ブランド
品の陸海空の国際物流を展開してきた。
日通は欧州から中国や東南アジア諸国への高級ブランド品を輸送する需要が今後増える
とみて、衣料品物流を強化する。
『日通、国連のCDM(クリーン開発メカニズム)に登録される』
日通が、マレーシアで実施してきた省エネ運転の取組みが、昨年末に国連の「クリーン
開発メカニズム(CDM)」に登録された。トラック450台の運転手に省エネ運転を指導
し、搭載したデジタルタコグラフ(運転記録計)で二酸化炭素(CO2)の削減効果を検証
2010~2011年比で1台当り7%(5トン)削減し年間:239トン、10年で2390トンの排出
枠を取得する。
省エネ運転が、国連の排出枠に登録されるのは初めてである。
※ (CDM=国連のCO2排出枠)については、またアップ予定)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木