『まだまだ~、やはり、”産業のコメは、(鉄)・・』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2538)
正直なところ、大多数の意見が(表題)の通りだと感じています。
「CFRP(炭素繊維強化樹脂)の優れた点は解るけど、まだまだ量産は困難だし、価格
も高い。一般の乗用車のボディー全てをカーボン・ファイバー製にすると、ベンツの高級
セダン価格並みになるのではないか、しばらくの間は、ゴルフクラブや釣竿での使用に
限定され、自動車の車体がカーボンに替わるのは遠い将来だよ!」
しかし、米・ボーイング旅客機(B787ドリームライナー)の50%の部材は、「カーボ
ン・ファイバー」であり、軽金属産業の部材では無く、「東レ」という(繊維産業)の
部材である
”産業の変化”の現実から目をそらせてはなりません。
その考えでもいいのですが、”大きな生みの苦しみ”=準備期間という13年間を経て、
実質的に21世紀に世界の経済・産業が大きく舵を切り替える”ターニング・ポイント”
が、来年ではないでしょうか。
「とてつもない変化が、とてつもないスピード」で、襲い掛かってくることへの構え
が必要です。二十世紀の思考回路のままでいると、職を失い、企業を失います。
30年前・・、世界のフィルム写真業界は、アメリカの(コダック社)と日本の(富士
フィルム)に二分され、日本のフィルム市場の開放を巡って、貿易摩擦にまで発展
しました。その何兆円という「フィルム写真市場」は、「デジタル・カメラ」の出現によっ
て(光学機メーカー)から、(家電メーカー)に市場を奪われ、劇的な市場収縮をしました。
「デジカメ」という言葉は、家電メーカーの(サンヨー)のオリジナルブランドであり、
我が国、各社のデジタルカメラのほぼ全ては、サンヨーによる「OEM」製造でした。
その「サンヨー」は、「パナソニック」に身売りされ、今月、「パナソニック」は、デジタ
ルカメラ部門の全てを売却しました。
わずか30年の間に、(フィルム)・(デジカメ)と駆け抜けて行ったのです。
他方、
「富士フィルム」は、社名の「富士写真フィルム」から(写真)を
消し今も液晶フィルムや浸透圧浄化としての(フィルム)を残してはいますが、
その事業の実態は、
「化粧品メーカー」であり、「医薬品メーカー」である
のは、みなさんの認識されている通りの現状です・・。
かつて、当時の富士写真フィルムの古森社長は、「トヨタ自動車の車がなくなり、新
日本製鐵の鉄がなくなる、それぐらいの未曾有の事態にある」と言った・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木