(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2448)
受験者全体の得点分布によっては、「通関実務科目の”全体で基準値=6割以上”」
という年もありますが、元々は、(輸出申告書)、(輸入申告書)、(その他問題)の3区
分において”それぞれ基準(6割以上)の正解”とされてきたのですから、単純に合算
での得点と想定してかかるのは”危険”でしょうね。
※ 「受験案内」に書かれているのは:〔試験合格のためには、前期3(1)に掲げる各
試験科目とも合格基準を満たす必要があります。」
だけの記載で、
”試験科目”、”合格基準”の解釈は、どの様にもとれますし、
具体的な(判定基準)が発表になるのは、試験終了ー2ヵ月後の(11月末)まで、その
判定基準は不明です。
いずれにしても、(輸出申告書)、(輸入申告書)ともに、まずは(貨物区分)の所属の
決定ができないことには”一歩も前に進められない”ですよね。
「貨物分類の所属区分」を誤って、1~2点の失点で済めばよいですけど、場合によ
っては、一つのミスが、(輸出申告書)では=5点、(輸入申告書)に至っては、(価格)
も併せて、”ごっそりと=10点”を失う結果に繋がります。
限られた試験時間の中での(様々な解答術=受験テクニックを駆使!)する必要
が有効なこともあるでしょうが、『HS条約品目表ー6桁国際共通』の原則は押さえて
分類の所属区分作業を進めていくのが”正道”でしょうね。
「輸出統計品目表」・「実行関税率表」ともに、その6桁までは『HS条約品目表』であり、
類(2)、項(4)、(号(6)と、”2桁づつ”で、
(大分類)→(中分類)→(小分類)と細分化
されているのです。
まず、貨物が特定の(部)に所属したら、他の(部)には所属しないのですから、他
の部を見る必要も、細部を読む必要はありません。その部の中だけで(4桁)→(6桁)
に我が国独自の細分(9)と具体化を進めていけばよいのです。
☆ (9桁)全部の番号をもって、出題の(抜粋・品目表)の”全体を探し回っている”ので
はないですか?
どれほど、出題の(抜粋・品目表)の範囲=ページ数が多量であろうとも、一つの
貨物で具体的に時間をかけてみなければならない部分は”わずか数行分の記載”
だけのはずです。
まずは、(類)・(項)=4桁の属する部分を決めて、他を見ないで済ませるコツを覚
えることです。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木