『平成24年度関税改正・(国際物流拠点産業集積地域)』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2381)
『国際物流拠点産業集積地域』←(沖縄・特別自由貿易制度)
現在、「自由貿易地域及び特別自由貿易地域」においては、同地域内の保税工場等
において外国貨物を原料として製造された製品を国内に引取る際に課される関税につい
て、本来の原料課税に代えて製品課税を選択できる制度(選択課税制度)を講じること
ができる。
合わせて、同地域内における
保税蔵置場許可手数料の軽減措置を講じている。
政府は昨年9月26日、新たな沖縄振興策を決めた。その中で、国際物流産業の振興を
掲げ、”アジアの中心に位置する沖縄の地理的優位性を生かし、国際ハブ事業と連携した
臨空・臨港産業(国際物流)の集積を図るため、
『国際物流拠点集積地域制度』(仮称)を
創設する。
これに伴い、現行の
「沖縄・自由貿易地域及び特別自由貿易地域制度」を廃止する。
1)1972年5月 「沖縄自由貿易地域制度」の法制化
2)1998年4月 「同制度の
”関税の選択課税制度”」を創設
3)2002年4月 「同制度にかわって、(沖縄振興特別措置法)を創設
※ 前制度の”関税の選択課税制度”を継承する。
4)平成24年度・関税改正 (閣議決定)
「同制度の廃止→『国際物流拠点産業集積地域制度(仮称)を創設」
※ 現行制度における
”関税法上の特別措置”を5年間延長する。
(平成24年度・関税改正大綱ー平成23年12月24日 閣議決定)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木