『鉄鋼”過剰生産”・(価格・流通システム) 崩壊』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2342)
『韓国の造船大手:鋼材購入量、12%削減へーポスコなど鉄鋼業に影響も』
韓国の造船大手は今年、鋼板の購入量を12%減らす計画だ。これにより、鋼板需要が
さらに減少しそうだ。同国の鉄鋼メーカー、
ポスコの価格は需要減により打撃を受けている。
(
現代重工業)や(
大宇造船海洋)、(
サムスン重工業)によると、
3社は鋼板の購入量を650万トンとし、740万トンから減らす方針だ。
これら
世界の造船大手:3社は、収益の高い掘削船や沖合関連設備に重点を置いて
いるため、原油タンカーやコンテナ船の建造は減少している。掘削船や沖合関連設備は他の
船舶に比べて鋼材の使用量が少ない。この移行は
、ポスコや
東国製鉄、
現代製鉄の業績
に打撃となる可能性がある。
これらの韓国鉄鋼メーカーは、鋼板生産能力を2008年以降、72%増強している。
HIインベストメント & セキュリティーズのアナリストは、
「鉄鋼は厳しい年に入っている。明るい材料が消えつつある」と指摘した。
現代重工業は今年、原材料コストの最大の部分を占める鋼板の購入量を14%削減:360
万トンとする予定。これには関連会社2社の分も含まれている。
中国企業との競争激化や造船供給過剰による世界的な造船受注の減少を背景に現代
重工業の原油タンカー、コンテナ船、ばら積み船の受注は昨年、半滅し、23隻となった。
世界の造船受注は26%減と、クラークソンがデータ集計を開始した1995年以来最大の
落ち込みを示した。
(記事:bloomberg)
-次号、『
韓国鉄鋼大手、”矛先は日本” 輸入急増で国内メーカー危機感』をアップ
予定ー
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木