(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2323)
2月9日(N0.2302)&2月10日(No.2303)に、このブログで(エルピーダ)を取り
上げ、『エルピーダ・(残された三つの方法)』という話題をアップしています。
”時、すでに遅し”で、「エルピーダ、会社更生法申請」は週明け昨日のトップ
ニュースでしたね。
「産業のコメ」と呼ばれ、家電製品や電子機器に使用される”半導体”は、1980年代に
アメリカを抜いて世界一の生産量となり、アメリカとの間で、(貿易摩擦)を引き起こす
ほど世界を圧巻し、”日本のお家芸”とも呼ばれました。
よく言われる言葉として、
「(円高)や(経営判断の誤り)で、振興国にその座を明け渡
してしまった。」と聞きます。 具体的には、
韓国・「サムスン電子」で、今やどうしようも
ないほどの、大きな市場シェアの格差があります。
『エルピーダ』は、戦後の昭和20年~30年代の頃のような
「国策会社」の感がある企業
でしたよね。
① 1992年12月に「日立製作所」と「NEC」が”DRAM事業”を統合して「NEC日立メモリー」を設立。
② 2003年3月に「三菱電機」が、DRAM事業を「NEC日立メモリー」に譲渡。
③ 2005年5月に社名を「エルピーダ・メモリー」に変更。
④ 2009年6月、米・「マイクロン・テクノロジー」と”フラッシュ・メモリー”提携交渉開始。
⑤ 2012年2月、『会社更生法の適用申請』。
「エルピーダ」が韓国・「サムスン」に敗退の原因は、”DRAM”→”フラッシュ・メモリー”への
市場需要の見誤りがあるようですが、
戦後の(通産省)から(経済産業省)に変わっても、
”国策企業の誤り”としか、見えません。
もう一社、”ある日、突然に!”が発生すると、「デフレ・スパイラル」の現状の日本経済」が
「ハイーパー・インフレ」に大きく舵を切り替える転機となりかねませんね。
「シャープ」の動きが気になります。 (次号)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木