(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2305)
『覆面介入、苦肉の策 政府・日銀、昨年11月に4日連続』
政府・日本銀行が、昨秋の
「為替介入」で、過去最高の大規模介入だけでなく、介入
したかどうか、あえて公表しない
「覆面介入」も行っていたことが7日、公表された。
7年半ぶりの方策は、円高対策に窮する為替当局の苦しさの裏返しでもある。
さらにいま、「米国の怒り」という新たな重圧が当局にかかり始めた。
日本は2010年9月に6年半ぶりの為替介入に踏み切った。それ以後も、震災直後
ん02011年3月には、10年半ぶりの
日・米・欧の(協調介入)を実施。
この1年半のうちに4回の
「円売り介入」を行った。
だが、
「円の対ドル相場」は介入後には一時的に円安に振れるものの、数ヶ月でもとの
水準以上になる値動きを繰り返してきた。
市場の圧力をなんとか跳ね除けようと、1日の介入の規模は、2兆円から4兆円に、
そして昨年10月末は8兆円に膨らんだ。金額を倍増させながら、過去最高を更新
するというエスカレートぶりだ。
さらに今回、『覆面介入』が加わった。(8兆円介入)の後、海外市場で円が買い戻
されてきたこともあり、翌日の11月1日から4日続けて1兆195億円を投じた。
8兆円介入と合わせ、5日間で使ったお金は9兆円にも上る。国民一人当たり7万円
の計算だ。前回、覆面介入を行った2003年1月~2004年4月には1年あまりで、
総額:35兆超を投じたのと比べて、今回の
〔短期集中ぶり〕は際立っている。
(続く) -〔記事:朝日新聞 2012/02/08〕
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木