(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2289)
『CDS:(Credit Default Swap) クレジット・デフォルト・スワップ』
『CDS』とは? 一言で言うと(保険)です。Aさんが、B社の債券を持っているとします。もし、
B社が破綻=倒産すれば、Aさんのもっている債券は”紙くず”になってしまいます。
そのリスクをヘッジ(防御)するためにAさんは、Cさんと「CDS取引」をします。AさんはCDS
契約に基づき、保険料を支払えば、A社の万が一の時にでもCさんから損失を補てんしても
らえるのです。
『ヘッジファンドが、次の標的を日本に据えたか、CDS市場で異変ありー』
債券の信用力を表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、
日本国債の保証料率
が急ピッチで上昇している。直近では1.5%台をつけ、わずかながら数字上は中国にも劣る
信用力と評価された。社会保障と税の一体化など、財政再建への取組みが遅れれば、欧州
にかかる市場の圧力が日本にも及びかねない。
CDSは債券を発行する政府や企業の資金繰りが滞った場合に損失額を補填する金融商品。
債券発行体の信用力が低ければ低いほど、保証料率は上がる仕組み。
「日本国債」の保証料率が目立って上昇し始めたのは昨年末からだ。金融情報マークイット
によると、昨年12月上旬には5年物国債の保証料率は1.2%台であったが、今月11日に
は1.5%台にまで上昇。東日本大震災後の1.4%を上回る料率になった。
この間、「中国国債」の保証料率は横ばいだった。足元では1.48%で、5ヶ月ぶりに日本国
債の保証料率を下回っている。
欧米系の格付け会社は日・中の国債をほぼ同水準としているが、CDS市場に限ってみ
れば、「日本国債」の評価は「中国国債」に劣る。
(記事参考: 園田義明めも 2012/01/13)より~
:日本経済新聞ー「日本国債の信用力、中国を下回る」2012/01/12
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木