(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2277)
『財政破綻・国家破綻警告(リスクシナリオ)-②』 by ㈱ 暮旅 インベストメント
2) 信用不安(取り付け)
国債価格の暴落は、個人資産の価値の毀損を意味する。
直接に国債を購入している個人は多くないが、国民資産の多くは、実は「ゆうちょ=郵貯」
などの銀行を通じてすでに国債を大量購入している。ちなみに「ゆうちょ」の預金の8割は
国債に投資されている。
国債価格の暴落は個人の預金額の減少を意味するので、銀行の支払い能力に疑念が生
じる。よって、不安に感じた個人が銀行店舗に殺到し、取り付け騒動がおきる。結果、金融
機関が破綻し信用不安となる。
3) 国債の日銀引受け
上記の現象に対応するため、日銀(日本銀行)が国債を引き受けることが考えられる。
通貨(紙幣)の発行機関である日本銀行は、理論上無制限にお札を発行し国債を買うこと
ができる。
もっとも、財政法第5条で日銀の国債引受けは現在禁止されているが、国会決議で解除す
ることは可能。あるいは、現在でもオペレーションの一貫として銀行が保有する国債の買い
取りを実施しているので、これを増額すれば実質的に日銀の直接引き受けになる。
これらの対処により、
狭義の破綻(デフォルト=債務不履行)を回避することはできる。
ただし、ハイパー・インフレ等の強烈な副作用を引き起こすこととなる。あるいは、その意図
を持って、あえて日銀が国債の引き受けを実施することもあり得る。
また、政府が直接に紙幣を発行する
政府紙幣の発行も検討されたことがある。
※ 政府紙幣の解説は(ウィキぺディア)で検索、参考にしてください。
(記事 : (株)暮旅・インベストメント)
一万円や千円札の紙幣は、(日本国政府のお金)ではなくて、(日本銀行の銀行券)です。
現在、日本政府(財務省)が発行しているお金は、500円や100円の(貨幣)のみです。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木