(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2268)
古くは(ホリエモン)から、昨年末は、(東電)・「オリンパスの粉飾決済」は大きなニュース
となりました。
しかし、(政府平成24年度予算案)そのものが粉飾決済で、その
”不透明さ”は、今年早々
から各国より指摘され、ほころびが大きくなっていくと思われます。
『国債44兆円、綱渡りの財政運営・・・(年金交付)借金先延ばし』
平成24年度予算案の新規国債発行額は44兆2440億円で、財政健全化目標の『44兆円
以下』をかろうじて維持した。基礎年金の国庫負担分をまかぬ年金交付国債など
「別枠」の
借金も加わり、綱渡りの財政運営が続いている。
一方、「埋蔵金」と呼ばれる特別会計の積立金などの税外収入は、政権交代後の22年度
には10兆6千億円あったものが、24年度には3兆7千億円と(ほとんど枯渇)し、借金依存
度を高めた。
さらに深刻なのが、新規国債発行にカウントされない借金が新たに計上されたことだ。
「年金交付国債」は発行時点で現金支出する必要がないため、24年度一般会計に計上さ
れず、「約44兆円以下」の枠から外される。しかし、将来的には消費税増税分を償還に充
てなけねばならず、「謝金を先にのばしたに過ぎない」。
震災復興の特別会計のうち、2兆6823億円をまかなう償還期間25年の復興国債も、財
源には、25年1月以降に相次いで増税される所得税や住民税などを充てることが決まっ
ている。
社会保障費の自然増は来年度以降も毎年1兆円に上る見通しで、借金が税収を上回る
異常事態は今後も続く可能性が高い。
つまり、来年以降~(増税)と、それに伴う(経済復興)が問題なく実現できる!という前提
での「平成24年度国債発行額を
”表面上抑えたもの”で、会計上は”粉飾決済”としか言
えません。」
(増税)は、”逃れられない政策実行”で実施せざるを得ない政策ですけど、その支出を可
能とする内外の経済復興が計算通りに上向くかどうかは”未知数”です。
(記事: 産経新聞 2011/12/25)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木