(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2267)
「謹賀新年」・明けまして、おめでとうございます。
と言うのもはばかるような昨年でしたが、暦の上では紛れも無く(新年の幕開け)です。
このブログ=「貿易ともだち」も、それまで3年間の(メルマガ)を引き継いでの(ブログ)を
2005年11月にスタートして、7年目に入りました。現在までの(累計訪問者数:27万5千
50人)です。
この7年間は僕にとって、(千秋一夜)の思いです。本当にアッという間でした。
日々の変化についていけない・・と言うか、追っていくために一生懸命の日々でした。
外見的には、鏡に映る老け込んだ自分に唖然!とするのですが、意識の上ではそれと合
せた精神面の老いが許されない日々でした。
2012年は(貿易ともだち)にとって、どういう年になるのでしょうか?
「今年は大きな変化は無い年」だと思っています。
(大きな変化)に立ち向かおうにも、この日本は、どこに向かおうとしているのか?
何を目標として挑戦をスタートするのか? それが掴めないでいるのが現状の我が国
です。
日本の行く末を決定する最大の論点である「TPP=環太平洋戦略的経済連携協定」に
しても、具体的に進むのは、平成13年度からの10年間に渡ります。
つまり、本年度は、(日本の変化)の準備年にあたるといえます。本格的な変化は来年
以降です。
アメリカ=米国は”国籍の無い新しい国”です。 20世紀後半は、このアメリカ流=アジ
アや欧州の長い歴史の中で培われてきた歴史上のアイデンティティーによる(国)を超
える”国籍の無い=グローバルな国際間”に向かっての世界観・経済観でした。
今年は、我が国が(日本)を捨てて、「東アジア経済圏」というグローバル路線を取るのか、
反対に、(日本)という独自性に立ち返るのか? その方向性を決めるための一年間になる
のではないでしょうか。
みなさんが期待するような(劇的な変化)も、(確たる方向性)も今年は起こりえません。
暗中模索の一年になると感じています。我が国の方向性が見えるのは”2013年以降~”
です。
それが、明るいか、暗いか、僕には解りません。 ただ、”失われた20年”の間に着々と
培養されてきた”日本の基礎技術”には目を見張るものがあります。
それを”伸ばすか”、”封じ込めるか”
「官僚体制」の扱い方一つで決まります。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木