(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1381)
正直なところ~、僕たちの年代は1970~1980年代当時の日本と韓国、台湾、中国
の状況認識を今もって引きずっている(時代錯誤)の面を持っています、、。
韓国企業の世界市場での躍進が目立っている。電気、電子産業を中心に、日本企業
の低迷を尻目に競争力格差がひらく。
韓国勢の強さを謙虚に受止め、学ぶべきものは学ぶ必要があるのではないか。
日本国内では目立たないが、世界に目を向けると、韓国企業の台頭ぶりには驚かされる。
「薄型テレビ」の2009年の世界シェアーは、1位が(サムスン電子)、(LG電子)が2位につ
けている。
「半導体」でもパソコンなどに使うDRAMで(サムスン電子)が世界第1位だ。
世界シェアー上位相次ぐ
フィンランドの(ノキア)が世界トップの
「携帯電話」も、世界第2位の(サムスン)、第3位
の(LG電子)が世界販売を伸ばしている。
「乗用車」は、(現代自動車)が成長市場の中国で第2位、インドでも快走して
いる。
業績も好調だ。(サムスン電子)の2009年の連結営業利益は前同期比で9割増しの10兆
9200億ウォン(約8700億円)。2010年3月期の営業利益予測が日本の電機業界で最も
大きい(パナソニック)でさえ1500億円と、”パナソニックの6倍近くを叩き出している!”
(サムスン電子)との収益力の違いは明らかで、2009年に円換算で3300億円の営業利益
をだした(LG電子)にさえ及ばない。
日本の電気メーカーの営業利益見通しは、大手9社を束ねても(6400億円)どまりだ。
この「韓国企業の世界躍進」の要因はどこにあるのか? あるいは、(躍進~!)ばかりで、
韓国経済の問題点はないのか~?
次号~に継続します。
(ただ、世界市場の中での韓国メーカーの位置づけは、私達が日本から眺める姿とは、
まったくに違って、急激な台頭をしているのは”まぎれもない事実!”です。)
(記事ソース:日経社説より~)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木