(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1362)
「財務省・1月の貿易統計」 2月24日発表、
輸出は4兆9024億円と前年同期比で4割も増えた。
ただ、
「リーマン・ショック」で急収縮した反動増に過ぎず、ピーク時の2008年1月と
比べ8割弱の水準にとどまる。
(※)1月の輸出額が昨年と比べて40%もアップしているといっても、日本の輸出の低迷
からの脱出は、低下前の8割までしか回復していない・・・という意味です。
米欧向けは持ち直しが遅れており、日本の貿易構造はアジア頼みが鮮明だ。
輸出が好調だった2008年1月と比べても、(中国向け)はほぼピーク時まで持ち直してきた。
自動車の輸出台数は前年度の3.8倍と大幅に増えた。昨年度比でも1.6倍と高水準。
電子部品や一般機械の伸びも目立つ。
ただ、(金融危機)の反動増は一服しつつあり、先行きの伸びは鈍化する可能性がある。
米欧向けは持ち直しが遅れている。 対米輸出は前年同月比で24%増えたものの、2008
年と比べると、まだ6割弱の水準でしかない。
欧州向けも前年比で11%伸びたが。2008年比では、同じく6割の水準の回復にとどまる。
○ 「トヨタ自動車のリコール問題」や、
○ 「南欧諸国の財政不安」など、
日本の輸出環境は簡単には好転しそうにない・・・。
☆(外需)の息切れ感が強まれば、国内経済にも(黄信号)が点る。
(記事ソース : NIKKEI-NET 2/24日)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木