(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4493)
EU(欧州連合)ほどではないですが、今でこそ”環境保全意識の高い”日本です。しかし、1950年~1970年代の我が国の高度経済成長期においての日本は「公害先進国!」でした・・。
【水俣病(みなまたびょう)】
メチル水銀化合物(有機水銀)による中毒性中枢神経系疾患のうち、産業活動が発生源となり、同物質が環境に排出され食物連鎖によって人が経口摂取して集団発生した場合に言う。
1956年(昭和31年)5月1日に熊本県水俣市にて公式発見され、1967年(昭和32年)にその発生地の名称から命名されている。
1997年(平成9年)に水俣病の安全宣言がなされ、漁漁が再開されている。
[概 要]
熊本県水俣市にある「チッソ水俣工場」は、工場排水を水俣湾に排出していたが、これに含まれていたメチル水銀が魚介類の食物連鎖によって生物濃縮し、これらの魚介類が汚染されているとは知らずに摂取した不知火(しらぬい)海岸の熊本県及び鹿児島県の住民の一部に見られた「メチル水銀中毒症」である。
環境汚染の食物汚染で起きた人類史最初の病気である。
日本の高度経済成長期に発生し、「公害の原点」とも言われる。また工業災害における犠牲者の多さでも知られる。当初は原因がわからず「奇病」と呼ばれていたが、地名を採って「水俣病」と呼ばれるようになった。原因が解明された後は、同様の公害病の呼称にも用いられるようになった。
(記事抜粋:フリー百科事典「ウイキペディア(Wilipedia))
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一時は米国に次いで、GDP世界第2位にまで昇り詰めたアジアの中で抜きん出た経済大国への達成を成し遂げた日本、その過程において”日本の高度経済成長の汚点”を、発展を続けるアジア諸国は、「日本を反面教師」とする面も持って欲しいものである・・。
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木