(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4416)
4月ですね。新年度(平成30年度)のスタートとなりました。6か月後の今年の通関士試験は『第52回試験』となります。
通関業法創設以来~初めてとなる”抜本的改正”が50年目にして行われたのが昨年です。
◆ 平成28年度税制改正大綱ー「加算税関連の改正」
◆ 「輸出入申告官署の自由化」
◆ 「通関業法の改正」
◆その他
・暫定税率の適用期限延長
・「輸出してはならない貨物」への”営業秘密侵害品”の追加
・TPP協定(環太平洋戦略的経済協定)に伴う国内法の改正
(原産地証明手続き)・(緊急関税(セーフガード)措置
・延滞税計算期間の見直し
これら「平成28年度改正」の内容が実質的に試験内容に影響し始めてくるのが、今年の「(平成30年度)第52回 通関士試験」からといえます。
「第49回」、「第50回」の通関士試験・実務申告書作成問題においては”異常な内容の試験問題の組込みと判断、及び、問題記述誤りなどにより、試験中、試験後に荒れに荒れましたが、昨年の第51回は、”従来の通関士試験内容にかえった”内容と見れます。
〇 「貿易戦争」、「英国のEU離脱」、「EU:ロシアの対立」など、
国際情勢を取り巻く大きな変動と、
〇 政権の不安定化による「消費税」値上げの不透明感
30年目にしての「平成」から新年号などの国内状況
と、大きな”変動期”にはありますが、昨年の”堅実な試験問題作成内容”を受けて、平成28年度法令改正が実質的に反映された出題であり、より基本を押さえた問題内容になるように感じています。
(※)
”朝令暮改”的に貿易・国際物流。国際税制の激動期であるだけに、第49回や第50回通関士試験のような”奇をてらう問題”は、問題作成者が墓穴を掘る危険性が高いように感じます・・。賢明な問題作成者であれば、当たり障りのない”堅実な出題作成”を狙うでしょう~。
それだけに、”基本を確実に押さえた”「適正な判断力」と「高い回答率」がきっちりと要求される試験となるよう感じています。
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木