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2017年 01月 06日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4050)
『Iotはもう古い? 「IoE」で2030年にはどんな世界がやってくるのか』 ~(前号より継続) ちなみにIoE(インターネット・オブ・エブリシングズ)は、IoTの概念を拡張し、全てのモノだけでなく、人間などの生体や空間・環境に至るまで無数のセンサーでデータを採取し、有効活用する考え方を言います。 このレポートでは、AI・ロボット・IoEの有効な連携で、労働の代替えによる効率化などが期待され、GDPを押し上げるとされています。中でも面白いと思われるのが、新産業創出の部分。例えば、人間の人生全体をデジタル技術で記録する「ライフログ産業」といった新しい産業が登場するとみています。現在でもスマートウオッチなど常時身に付けるウエアラブル機器の普及によって、運動や買い物、他人とのコミュニケーションといった個人の活動を全て記録するライフログが可能となっています。それをさらに進化させ、単なる企業のマーケティング用としてでなく、個人のライフログに基づくAIパートナー、コンシェルジュ、健康管理といったきめ細かいサービスを提供したり、極端な例だと、亡くなった人を仮想空間上に再現したりすることも可能になると言います。さらにこうしたライフログ産業は2030年頃には、個人にとって携帯電話サービスと同程度かそれ以上に必須なサービスになると予想しています。 ほかにも我々の生活空間の3次元データ取得により、現実空間と仮想空間に跨るイベントを提供する「VR産業」から、仮想旅行などでより深い体験を味わうことのできる「深現実レジャー産業」、人と機械の融合で人間の力を拡張する「超人化産業」、センサーによる常時監視やAIなどでこれまで以上にセキュリティを強化し、前出のライフログを初めとする個人情報や仮想空間、IoEの脆弱性などまでサポートする「総合セキュリティ産業」といった産業が登場し、雇用の担い手になるということです。 もちろん、懸念がないわけではありません。「明らかにプライバシーはなくなる」と先端技術研究センター長の比屋根一雄さんは断言します。「社会にとってリスクか進歩か、と見方は分かれるかもしれないが、一定のプライバシーを差し出さないとサービスをうけられない時代になる」。セキュリティーについても、サーバー空間での攻撃と防御では一般的に攻撃側が有利とされるため、自己学習するAIセキュリティソフトなどの開発が焦点となります。 一方で、想定が2030年とはいえ、スピードも大事。新産業の有り方を日本の産官学でじっくりと検討している間に、シリコンバレー辺りの大手IT企業やスタートアップがプラットフォームを握ろうとする動きも当然出て来るでしょう。 日本の企業や社会は、自ら変化することが必ずしも得意ではない。そうしたこともあり、「新産業作りに向けた教育や制度改革の具体的な仕組みについても提言していく」と白戸さんは言葉に力を込めます。 (文・藤元 正 氏 ニュースイッチ・日刊工業新聞 2016/12/30) ☆ 未来をじっと待っていても、新しい産業生み出せるわけではありません。第4次産「革命」という来るべき大波に対応すべく、いかに先を見据えて主体的に動くかが、日本、企業に、より問われることになりそうです。 (※) それにしても、「過去との”断絶”」、「昨日までの”当たり前が通用しない」、「大きな変化」・・・。僕もこれまで65年間、無能・無才で生きながらえてきましたが、これほどまでに、”何かが確実に変わる!昨年までとは違う”と感じさせる年頭の所感を抱くのは初めてのことです・・・。 by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木 #
by Gewerbe
| 2017-01-06 21:41
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2017年 01月 06日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4049)
トヨタ生産方式(かんばん方式)から、Iot(Internet of Things)=全ての物がインターネットでつながる世界⇒AI(人工知能)への『インダストリー4.0』(代次産業革命)へとアップをつないできました。 『Iotはもう古い? 「IoE」で2030年にはどんな世界がやってくるのか?』 2016年に話題となった産業関連のバズワード(流行語)は間違いなく、「人工知能(AI)」と「IoT(モノのインターネット)」でしょう。いずれも、これからの産業や経済、社会を変える中核技術と目されています。 そうした中、先月半ばに「AI・ロボット・IoEが変える2030年の日本と世界」と題した興味深い技術レポートを、三菱総合研究所が発表しました。 そこでは、21世紀に起こると想定される「第4次産業革命」での重要な構成要素として、AI、ロボット、IoEを取り上げ、2030年を見通した将来シナリオを描き出しています。設定年度を2030年としたことについて、レポート作成で中心的な役割を果たした政策・経済研究センター主席研究委員の白戸智さんは、「第四次産業革命は一過性ではなく、2030年頃まで続くムーブメントとみられるため」と説明しています。 ちなみに「IoE(Internet of Everything)」は、「IoT」の概念を拡張し、全てのモノだけでなく、人間などの生体や空間・環境に至るまで無数のセンサーでデータを採取し、有効活用する考え方を言います。 現在でも、スマートウオッチなど常時身に付けるウエアラブル(wearable)機器の普及によって、健康状態の常時記録などが可能となっていますが、これらをさらに進化させ、単なる企業のマーケティング用としてでなく、個人のライフログに基づくAIパートナー、コンシェルジェ(客の要望に応じて案内や紹介、サービスの手配を行う人)に応じて、個人の好みごとの旅行の立案とか、夕食の献立の買物の手助け等が一般的となる社会が来ると予想しています。 (次号に継続~) (記事:藤元 正 氏、ニュースイッチ・日刊工業新聞 2016/12/30) by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木 #
by Gewerbe
| 2017-01-06 17:36
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2017年 01月 05日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4048)
【NEXT 次のアクションへ オフィス・キーワード】 (吉村 高廣 氏) 『航空業界に新しいマーケットの創出を』 飛行機で大阪から福岡に行こうとすると、大手航空会社の正規運賃では2万円を超す運賃が必要となります。およそ3時間もの乗車時間を強いられる新幹線でも1万5000円ほどかかり、いかにビジネスとはいえ、それ相応のコストや時間的ストレスを覚悟しなくてはなりません。ところが、ここ数年来話題のLCC(ロー・コスト・キャリヤー)の登場は、新幹線のおよそ3分の1の4000円ほどで、空の移動を可能にしました。この衝撃的な価格は、既存の移動手段のエポックメーキングとなり、新しいマーケットの創出が難しいとされた航空業界に、次々と新顧客を生み続けています。 『マーケットの変化に着目して新顧客を開拓』 マーケター清野裕司氏は、その著書:「市場を拓くマーケティング・エクササイズ」の中で次のように述べています。「市場は変わっていきます。かつては若者市場にいた人も、年とともに高齢者主人公になります。モノの持つ意味も変わるのですから、結果としての需要量も変化します。まさに変化はそれぞれの市場において起きているのです」。と、 この言葉通り、「モノ=飛行機」の価値観に注目し、これまで誰も考えなかった「サービスの削減=コストダウン」を実行して新顧客を開拓したのがLCCのマーケティング戦略です。 『突き抜けるためにはドラマスティックスな変化が必要』 新しい顧客の開拓を行おうとするなら、今のマーケットの状況を読む力が求められます。そしてその力を得るためには、自分が変化していくことが必要です。これまでと同じ視点で、ちょっと目先を変えた程度にサービスを変えただけでは、同じ業態の中で突き抜けた存在になる事は困難ですし、消費者は振り向いてもくれません。ドラマスティックスな変化が必要です。LCCには搭乗カウンターもありません。機内は狭く、お茶や毛布などのサービスも全て有料です。にもかかわらず利用者はうなぎ上りに増えている。これはまさに「安く飛行機を利用したい」という多くの人の思いに、変化を持って臨んだ勝利と言えるでしょう。 (記事:三鬼商事 ビジネスウエブマガジン KEY-PRESS 2014/02/28) by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木 #
by Gewerbe
| 2017-01-05 23:17
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