貿易ともだち
gewerbe.exblog.jp

貿易、通関に関するページ
プロフィール
名前:kenyou
カテゴリ
以前の記事
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
最新のコメント
(川島)様・レントラック..
by Gewerbe at 19:51
【クローズドASP】高額..
by 株式会社レントラックス 川島 at 15:51
 一面のご説明ありがとう..
by soso at 10:09
keikoさんへ: 「..
by Gewerbe at 07:47
今年、合格通知が届きまし..
by Keiko at 23:14
sosoさんへ: コメ..
by Gewerbe at 10:08
"公表の「各6割以上(実..
by soso at 09:22
早速コメント返していただ..
by HS at 23:25
by(HS)さんへ: ..
by Gewerbe at 22:59
いつもとてもためになる記..
by HS at 21:01
最新のトラックバック
情報貸金庫
from 発明屋
グローバル世界の中でささ..
from dezire_photo &..
四季の彩り、森羅万象を食..
from Boochanの宝探し
アサリの産地偽装逮捕の裏..
from かきなぐりプレス
996カレラ かっこいい女性
from etc ~クルマな生活~
ライフログ
検索
タグ
(1)
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2016年 06月 ( 36 )   > この月の画像一覧
『第4部・第24類(たばこ及び製造たばこ代用品)』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3099)

 実行関税率表(HS品目分類)の『第4部』は複雑ですね。とりわけ、「たばこ」が、何故?この部に分類されて、チョコレートやコーヒー、ビスケットなどと同一部となるのか不思議です。

【第4部】:(第16類~第24類)
 調整食料品、アルコール、食酢、たばこ及び製造たばこ代用品
 第24類:たばこ及び製造たばこ代用品

 昨今の「健康増進」の世界的動きから、まず通関士試験への出題はないとは思いますが、「電子たばこ」の関税分類が、6月28日に公表されています。想定以上の人気で、相当数量が輸入されているものと思われます。「電子タバコ」は、煙りは出しませんが、ニコチンエキスを加熱して水蒸気として吸うわけですが、従来のたばこに対する関税分類とは大きく異なります。

 まず、(水蒸気)を発生す”エキス分”の含まれたカセットは、ニコチンを含むものである限り、従来のたばこと同じ扱いとなり、第24類の区分所属されます。が、それを装填し、水蒸気を発生させるホルダーは従来のパイプなどの喫煙具とは異なります。
なお、ホルダーに関しては、”ニコチンを含むもの”ものも使用できることから、ホルダー自体は、薬事法上の「医療用具」に属します。本来ならば、”他法令の確認”の規定上、特定者以外が、その効能や輸入・販売の一切を行うことはできませんが、「個人輸入・代行輸入」に対して、厚労省の態度は極めて”グレー・ゾーン”の措置で、人気が拡大しています。

『従来の喫煙用パイプ・シガレットホルダー』=第20部・第96類の(雑品)
『電子タバコのパイプ部(?)』
 第8543.90-000:電気機器(固有の機能を有するものに限るとし、この項の他の項に属するものを除く。)
 つまり、アップしてきた「LED電球」と同じ項への所属分類となります。

『電子タバコのパイプ部の充電器』
第8507.60-000:蓄電池(リチウム・イオン電池)

 通関士試験への出題の可能性は別問題として、次々に出現する「新規機能輸入物品」に対して、税関の関税決定も大変だとは感じますね。(笑)
(※)
 しかしながら、第96類・「雑品」に、紙おむつや生理用品が独立区分とされた年の、あのイレギュラーな変則的な「母乳パッド」の出題の過去例があることを忘れることはできませんね。
 この年は、「どこまで、受験生を手の平に乗せて、弄べば気が済むのか!?」と少なからずの憤慨の気分を抱きました・・。 通関士試験の出題構成内容に対する”憤り”が、ここ数年続いていますね!

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_19465391.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-30 19:46 | Trackback | Comments(0)
『乳製品:(第4類)、(第17類)、(第19類)』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3098)

 極めて”個人的な見解”ながら、今年の通関士試験・輸入申告書作成問題の対象輸入物品として、
①ーLED(発光ダイオード)を含む照明器具、②ー酪農品・乳製品をマークしています。
 先週は、このブログで、「第4類・酪農品 ミルク(乳製品)」を中心とする話題のアップを継続しました。

しかしながら、「乳製品」が関係するHS品目表=実行関税率表は、この第4類のみではありません。
【第4類】:酪農品、鳥卵、天然はちみつ、及び他の項に該当しない食用の動物生産品。
(※)注4 この類には次の物品を含まない。
ー(a)ホエイから得た物品で、無水乳糖として計算した乳糖の含有量が乾燥状態において全重量の95%を超えるもの(第72.02項を参照)

【第4部:調整食料品、アルコール、食酢、たばこ及び製造たばこ代用品】
「第17.021項」:その他の糖類(化学的に純粋な乳糖、麦芽糖、ぶどう糖及び果糖を含むものとし、個体のものに限る。)糖水(香味料又は着色料を加えていないものに限る。)人造はちみつ(天然はちみつを混合してあるかないかを問わない。)及び、カラメル。

【第19類:穀物、穀粉、でん粉又はミルクの調製品及びベーカリー製品】
「第1901.90-219」:ミルク調製品
          (砂糖、脱脂粉乳、塩を混合したもの)
「第1901.90-267」:小麦粉及びでん粉又は、ミルクの調製品及びベーカリー製品。

by Gewerbe  「貿易ともだち」 K・佐々木
a0061688_21111180.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-29 21:11 | Trackback | Comments(0)
『関税評価(課税価格の決定)事例の確認方法』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3097)

 通関士試験・「実務科目」で、必ず3問程度の出題がある「課税価格の算出問題」。
参考テキストとして、日本関税協会より出版されている「関税評価303」がありますが、その基となる「輸入貨物の関税評価事例」が税関HP上で公開されています。

 課税価格の計算問題で大切なことは、出題での文章記載表現を、貿易取引き上の当事者。物の流れ、決済の流れと、モノ・カネ・カミの相関図を図式化する能力を高めることです。本試験中に、文章表現の文章理解にどれだけ苦しんでも、時間不足に陥ります。出題内容を”図式化”するスキルを身につけることです!


【輸入貨物の関税評価・事例】の確認方法
・「税関 JAPAN CUSTOMS 」=税関HPを開く。

・「輸出入手続き」をクリック、開く。

・2.関税評価(課税価格)をクリック、開く。
 ・課税価の計算方法
 ・評価申告制度の概要
 ・関税評価の事前教示
 ・関税評価の用語解説
 輸入貨物の関税評価をクリック、開く。 
 ・質疑応答事例
 ・関税評価に関する取扱事例について
  (別紙 事例1~22)
       事例22~44)
 ・事前教示解答(関税評価)

by Gewerbe  「貿易ともだち」 K・佐々木
a0061688_2111851.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-28 21:01 | Trackback | Comments(0)
『実行関税率表の確認』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3096)

 近年の「通関士試験・実務科目(申告書の作成問題)」においては、輸出入物品の所属区分の決定範囲が単純に(項)・(号)のみの選択範囲に留まらず、複数の(部)・(類)にまたがる出題に変化し、その「類の注」の規定などの判読を求める出題が大勢を占めるように変化してきています。

 関税定率法・(別冊)としての「実行関税率表 CUSTOMS TARIF SCHEDULES OF JAPAN」を事前に購入したいと思われる受験生もあろうかと思われますが、2012年版においても、”2万5千円”の定価で、受験参考資料としての購入は不合理です。

 通関分野も例外とせず、その多くの情報が近年では公開され、「実行関税率表」も数か所から公開されて、閲覧・印刷が可能です。一つの方法として、税関のホームページより確認することができます。
【実行関税率表の(閲覧・印刷)手順】
1.「税関・JAPAN CUSTOMS」
 ⇂
2.上部の「輸出入手続き」をクリック
 ⇂
3.「実行関税率表」をクリック→「実行関税率表(2016年6月7日版)」
 ⇂
4.「第4類」:(類注)・(税率)
 ⇂
5.「印刷」
(※)
 この「税関HPの”輸出入手続き”」では、「関税評価=課税価格の決定の事例」とか、「法令改正」など、他の多くの関係情報が公開されており、その明細を確認することができます。

by Gewerbe   「貿易ともだち」 k・佐々木
a0061688_8741.jpg




[PR]
by Gewerbe | 2016-06-27 08:07 | Trackback | Comments(0)
『HS品目表=関税率表・第4部(酪農品)-③』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3095)

「HS条約」加盟国の一国として、他の海外加盟国から「日本の関税率表(細分)は、わけがわからな!」と猛烈な批判を受けているのが、この第4類=酪農品です。
「国内産業保護関税」の趣旨が顕著に表れているのがこの第4類で、「国家貿易品目」、「関税割当」、「セーフ・ガード(緊急関税)」、「従価/従量税率」、などの貿易上の各規定のオンパレードとなっています。
 前号アップの趣旨は、「どのような内容から、第4部はこのような所属区分になっているのか?」を事前に眺めて理解しておかないと、本試験での”突然!”では=理解不能・・」に陥る危険性が高いとするものです。

 少し、脱線かとも思いますが、「第4類」は、牛乳、バター、チーズなどの主要酪農製品のみではありません。第4類のタイトルは「酪農品、鳥卵、天然はちみつ及び他の類に該当しない食用の動物生産品」です。

 『鶏卵』については、過去何度か出題の実績のある商品ですね。
・全卵粉 : 第0408.91-000
・卵黄粉 : 第0408.11-000
・卵白粉 : 第3502.11-000  (たんぱく系物質)
・凍結全卵 : 第0408.99-000
(※) ゆで卵などを冷凍したもの、及び、ゆで卵を塩水等に漬けた缶詰などにおいての輸入申告数量は、M/W(Net Weight) ゆで卵だけの正味重量を申告数量とする。

 本試験での出題の可能性は低いとは思いますが、この第4部の第0409.00-000は「天然蜂蜜」であり、第0410.00項は、食用の動物性生産品(他の項に属するものを除く。)であり、以外な食材がこの項に属します。
・第0410.00-100:アナツバメの巣 (高級中華食材の燕の巣です)。
・「いなご=バッタ」 あの昆虫の田んぼにいる昆虫のバッタです。
 乾燥のもの。ただし、水煮したもの、水煮して乾燥したも及び精製したものは第21.06項(各種の調整食料品)に属する。

 FAO(国際連合。食糧農業機関)は昆虫食の拡大を世界食糧安全保障の解決策として提案しています。現在、アジア・アフリカを中心に、20億人が1900種類以上の昆虫を食べていると報告しています。
・第1位:カミキリムシの幼虫  (マグロのトロ味)
・第2位:オオスズメバチのさなぎ (フグの白子以上の美味)
・第3位:クロスズメバチの幼虫 (ウナギ丼味)
・第4位:セミ          (ナッツ味)
・第5位:モンクロシャチホコガ  桜の葉の香り

by Gewerbe  「貿易ともだち」  k・佐々木
a0061688_22541929.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-26 22:54 | Trackback | Comments(0)
『HS品目表=関税率表・[第4類ー酪農品]-②』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3094)

 今は、税関HPから[実行関税率表]の全容を検索し、必要部分はプリントアウトできるのですから、国内産業保護関税の建前から”きわめて複雑怪奇な所属分類”となっている【第4類ー酪農品】の内容は事前に確認しておくことを勧めます。
 本試験において、”初めて第4類の実行関税率表記載に接した”場合は、相当なパニックに陥ることは逃れないと感じます。

「-この号の1、第0401.20号の1、第1401.40号の1並びに第4001.50号の1の(1)及び(2)に掲げるミルク及びクリーム、第0403.10号の1並びに第0403.90号の1の(1)の〔1〕及び〔2〕、(2)の〔1〕及び〔2〕並びに(3)の〔1〕及び〔2〕に掲げるミルクの天然の組成分から成る物品、第1806.20号の1の(1)及び第1806.90号の2の(1)に掲げるココアを含有する調整食料品、第1901.20号の1の(1のA及びB並びに第2101.12号の2の(1)のA及びB並びに第2101.20号の2のA及びBに掲げるコーヒー等をもととした調製品並びに第2106.10号1並びに第2106.90号の1の(1)及び(2)に掲げる調整食料品について、133,940トン(全乳換算数量とし、政令で定めるところにより換算するものとする。)を基準とし前年度における輸入数量、国際市況その他の条件を勘案して政令で定める数量(以下この項、第04.03項、第04.04項、第18.06項、第19.01項、第21.01項、及び第21.06項において「その他の乳製品に係る共通の限度数量」という。)以内のもの。

「独立行政法人農畜産産業振興機構が加工原料乳生産者補給均等暫定措置法第13条第1項に規定する数量の範囲内で輸入するもの及び同条第2項に規定する農林水産大臣の承認を受けて輸入するもの」

2 その他のもの
(1)小学校、中学校(中等教育学校の前期課程を含む。)、夜間において授業を行う課程を置く高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。)特別支援学校若しくは幼稚園の児童、生徒若しくは幼児又は政令で定める児童福祉施設の児童の給食の用に供されるもの(以下この項において「学校給食用のもの」という。)及び配合飼料のうち政令で定めるものの製造に使用するためのもの(以下この項において「飼料用のもの」という。」

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_18514433.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-26 18:52 | Trackback | Comments(0)
『HS品目分類=関税率表・[第4類ー酪農品]』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3093)

【HS品目分類=実行関税率表】
第1部:動物(生きているものに限る。)及び動物生産品
 第4類:酪農品、鳥卵、天然はちみつ及び他の類に該当しない食用の動物生産品
 脱脂粉乳、チーズ、バター、乾燥した卵黄、バターミルク、ホエイ、
 プロセスチーズ、ヨーグルトなど、
(※)この類に含まれないもの。
 ・卵白(第35類)、アイスクリーム(第21類)、ラード(第15類)など、

「ホエイ」とは?

 Hhey(ホエイ)=乳清・乳漿。 乳(牛乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液。
ホエイ(乳清)は、チーズを作る際に固形物と分離された副産物として大量に作られる。また、ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まることがあるが、これもホエイ(乳清)である。
なお、固形物はカード(Curd)と呼ばれる。

 粉状(ホエイパウダー)に加工してプロテインサプリメント等の原材料と用いられるほか、生クリームなどの代替えとして料理に用い、カロリーを大幅に抑えるなどの用途がある。

 なお、大豆由来のものは「大豆ホエイ」と呼称され、タンパク質に富むが、当然にこの類には含まれない。
(記事参考:Wikipedia  「乳清」)

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_831345.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-24 08:31 | Trackback | Comments(0)
『TPPと日本の農林水産品貿易・(乳製品)』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3092)

『TPP重要品目、乳製品の貿易について』

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の日本の「重要5品目」農産物の自由化について、「乳産物」を例にとり、TPPによる影響に関して協定内容をみてみると、『バター』については国家貿易制度が維持され、「(独立行政法人)・農畜産振興機構」によるWTO(世界貿易機関)での約束輸入数量の枠内税率(35%+マークアップ)で継続される一方で、これまでバター不足時に実施されてきた国家貿易による追加輸入に関して新たにTPP輸入枠が設定されることになった。
 バターのTPP輸入枠はユーザーや商社等の民間貿易による3,188トンとされ、この枠は6年目以降に3,719トンに拡大される。
 この内容が日本のバター市場でどれほどの効果を持つのかについて、これまでバター輸入実績に照らして考えてみたい。WTOの約束輸入と追加輸入の合計として平成26年度には12,900トン、同27年度には12,800トン(見込み)程度が輸入されているので、今回設定されたTPP枠は現在の年間輸入量の約4.2%に過ぎない。枠内税率も高く設定され、35%+290円/Kgでスタートし、11年目までに35%に引き下げられるのみである。

 乳製品の中には、TPP協定により日本国内価格の低下が期待できるチーズのような品目もある。日本人の嗜好に合う種類のチーズでは関税が維持されるものの、主として原材料として使用されるチェダー、ゴーダ等の成熟チーズやクリームチーズ等は16年の経過期間を経て関税撤廃される。
 したがってTPPが発効すれば一部の外国産チーズは経過期間ののちに低価格での日本市場での販売が可能になる。

 しかしながら、バターは長期冷凍保存が可能であり、日本ではバター生産が生乳需給の調整弁としての役割を担っているため、政府は安価な外国産バターの輸入増加が国産バター需要減少につながる事態を懸念し、TPP協定においても引き続き国家貿易制度の下で政府により輸入が管理されることとなる。

 一方、乳製品においても粉乳といった品目では、TPP参加国での関税撤廃を利用して日本の輸出拡大に向けた取組が進められようとしている。TPPが発効すればカナダで現在9.5%の関税が撤廃されるため、政府はカナダへの粉乳輸出増加を目指し2国間での検疫協議開始を狙っているといわれる。
粉乳は2015年の対ベトナム向け農林水産輸出上位3品目にも入っており、用途が限られているとはいえ、日本製の安心安全のイメージのもとで今後輸出拡大が期待される品目として注目される。
(記事:松村敦子 氏 東京国際大学経済学部教授ーTPPと日本の農林水産物貿易・視点論点)

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_2119743.png

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-23 21:19 | Trackback | Comments(0)
『第50回通関士試験・通関実務科目(申告書作成問題)』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3091)

 昨年度=第49回通関士試験・[申告書作成問題】が、財務省・関税局による作成ではなく、”外部学識者への依頼作成問題”であったであろうことは想定の域内ですが、恐らく、”外部発注・丸投げ問題”であったとの認識を持っています。本年度=第50回の[申告書作成問題】がどのような内容になるかは、極めて関心のあるところですが、昨年度の反省を受け、「関税局による”内部作成問題”」的な方向性が強まるのではないでしょうか? 昨年度と同様な失敗(?)は、極力避けてきます。

 関心は、「輸入申告書・対象品目」が、どのような物品の問題か?です。増加するEPA(経済連携協定)及びTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の発効をにらみ、状況的には5年を超える継続しての「農林水産物・食品関連」の可能性が高いなか、一方で別途個人的に注目しているのは、前号までのアップの「LED(発光ダイオード)照明器具」です。(※)2014年から、「LED照明」はマークしています。

 5年ごとに改正される「HS条約品目分類」において、次の「2017年版HS品目表」及び、次々の「2022年版HS品目表」においては、【LED(発光ダイオード)照明器具】も、既存の照明器具の関税分類に組入れ改訂されるように予定されていますが、現状の「2012年版HS品目表=実行関税率表」において、その外観・機能・使用目的は、従来の照明器具と何らの差異がなくとも、従来の関税番号に所属区分することはできません。
・「第94.05項」:その他の照明器具 (安定化電源等を内蔵するLED製品のもの)
・「第85.41項」:発光ダイオード  (安定化電源等の別機器の使用を必要と
                   するもの)


(※) 透明チューブの中に繋げて入れれれているLEDや、板状にたくさんのLEDを平面に並べられたLED照明器具であっても、「LED(発光半導体素子)を単に直線的、及び、平面的に並べただけのものであることとの解釈により=LED(発光ダイオード)に所属区分。」=第85.41項とし、第94.05項の(その他の照明器具)には、所属区分できません。
【8541.40号】:ー010 発光ダイオード
         (モジュール又はパネルにしてあるかないかを問わない。)


 一方の「農林水産物・食品」は、チーズ等の(乳製品)をマークしています。TPP交渉の中で、乳製品の輸出入をどのように捉えてきたのか、次号でアップ予定です。

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_17392984.jpg

[PR]
by Gewerbe | 2016-06-23 17:39 | Trackback | Comments(0)
『LED照明器具の所属区分ー②』
 (貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3090)

 個人的には今年=第50回通関士試験の申告書作成の対象品目は、継続して(農林水産物・食品)だとは感じますが、一方で、(照明器具)としても、かなり煩雑な内容を伴う問題が作成できるだけに気にかかっています。

『2012年版関税分類品目表(HS2012)における「LED照明製品」の分類』
ー[一般社団法人日本照明工業会 JLMA(Japan Lighting Manufactures Association)]-
  平成28年4月18日

(※)HS2012年版(実行関税率表)において、LEDではない従来型の照明製品の関税分類は以下のように規定されている。

[第85.12項]:電気式の照明又は信号用機器(第85.39項の物品を除く。)、
        ウインドスクリーンのワイパー及び曇り除去装置(自転車、
        自動車に使用するものに限る。)

[第85.13項]:携帯用の電気ランプ(内蔵したエネルギー源(電池及び磁石
        発電機により機能するように設計したものに限るとし、
        第85.12項の照明機器を除く。)

[第85.39項]:フィラメント電球及び放電管(シールドビームランプ、紫外線
        ランプ、赤外線ランプを含む。)※「蛍光灯管」も含まれる。
        並びにアーク灯

[第94.05項]:ランプその他の照明器具及びその部分品(サーチライト及び
        スポットライトを含むものとし、他の項に該当するものを除
        く。)並びに光源を据え付けたイルミネーションサイン、
        発光ネームプレートその他これらに類する物品及びこれらの
        部分品(他の項に該当するものを除く。)

☆ 最近の世界の照明業界では、LED照明が普及してきている。
 (※)上記のほぼ全ての照明機器がLEDに入れ替わってきている。
 (※)その機能、外観、扱いは、従来の照明器具と同一になってきています。
☆ 「HS2012年版]では、 LED照明製品についての分類が規定されていない。
☆ 「HS2012年版」では、LEDは第85.41項の(半導体)に含まれる。
(※)
第85.41項:ダイオード、トランジスターその他これらに類する半導体デバイス、
      半導体デバイス(光電池(モジュール又はパネルにしてあるかない
      かを問わない。)を含む。)、発光ダイオード及び圧電結晶素子

by Gewerbe  「貿易ともだち」  K・佐々木
a0061688_212048.jpg

    
[PR]
by Gewerbe | 2016-06-21 21:20 | Trackback | Comments(0)