(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1367)
関税法第2条第2項における〔輸入・輸出〕及び〔外国貨物・内国貨物〕の区分規定
において『排他的経済水域』という言葉が出てきます。
『排他的経済水域=EEZ(Exclusive Economic Zone)』とは;
国連海洋法条約に基づく経済的な主権が及ぶ水域のことであり、この条約により
国内法を制定することで自国の沿岸から200海里(約370Km)の範囲内の水産
資源、鉱物資源の調査と開発に関する権利を得られ、その資源保護の義務を負う。
☆ 日本の国土は約38万Km2で、
世界第60位にしかならない狭い領土の国です。
しかし、海に囲まれた日本の”領海+EEZ面積”は447万Km2で、
世界第6位の経済面積を保有する”海洋王国”です。
『沖ノ鳥島・南鳥島、国直轄で港湾整備 政府、法案提出へ』
政府は1月14日、海洋資源を開発する拠点などになる離島を保全し整備する新法法案
を、18日召集の通常国会に提出する方針を固めた。
日本最南端の(沖の鳥島)と最東端の(南鳥島)の海岸線の保全を義務付け、国直轄で
港湾や岸壁を整備できるようにする。
両島があることで日本が主張できる排他的経済水域(EEZ)の権益を守る。
(EEZ)は自国沿岸から200カイリ内の経済的な主権が及ぶ水域であり、(沖の鳥島)周囲
のEEZは約40万平方メートル、(南鳥島)のEEZは約45万平方メートル。
両島だけで日本の国土面積の2倍以上に相当するEEZが認められている。
(1月15日 NIKKEI)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木