(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1344)
前々号(No.1342)に続く話題です。 『コベルコ 五日市物流拠点』
【コベルコ 五日市出荷棟 出荷記念式典の挨拶より~】
(コベルコ建機)は、2009年3月に広島工場移転先として広島県五日市地区の
土地を取得しましたが、一昨年秋からの世界同時不況の影響を受け、全面的な
工場の移転を凍結しています。
しかしながら、五日市拠点を最大限に活用すべく、コストダウンと業務の効率化
を目指し、昨年6月より出荷・駐機場の物流拠点の整備に取り掛かり、この度、
一連の物流拠点が完成しました。
製品輸出の一部をこれまでの神戸港から五日市港に切り替えることにより、
約30%の物流コスト削減につながり、駐機場・倉庫などを含めた、今回の一連
の物流改革によって、昨年度で総額:約3億5000万円のコスト削減につながり、
コベルコ建機の地元、広島工場での生産活動がますます効率的になっていきます。
現在、水深11mの岸壁を中心に港湾を活用していますが、水深12mの岸壁の耐震工事が
完了し、
「SOLAS条約」の取得が整えば、より効率的で有用な港湾になるものと期待して
います。
(コベルコ建機)では、世界経済の進展に対応した需要地立地の方針を掲げ、世界4カ国に
生産拠点を確立してきました。 1988年には米国ジョージア州に工場を設立し、1994年9
月には、日本の建設機械メーカーでいち早く中国四川省成都市に現地合弁工場を設立しま
した。 1996年2月にはタイに部品工場を設立し、その後、2004年1月には中国杭州市に
中国第二工場を設立、2008年4月にタイに完成機工場を設立、さらに2011年からインド
においても生産工場が本格稼動します。
コベルコの技術が世界で活躍していく為には、グローバルな開発拠点であり、かつ世界の
マザー工場である広島営業所の整備・強化が重要になってきています。
生産効率の向上、コストダウンなど更なる競争力の強化を図り、グローバル事業展開を
推進できる体制を目指して努力を積重ねてまいります。
(物流拠点竣工 挨拶の言葉)
☆ 広島市(五日市港)とは、どうしようもないほどの小さな”地方港湾”です・・・。
しかし、我国主要港である(神戸港)から海外に輸出するより30%=3億5千万円の物流
コスト削減を生み出した、、、、既存の固定観念にとらわれず、新たな国際物流の発想が
重要な"新しい時代”に突入しています。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木