(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1333)
(日本の携帯電話)は、世界のトレンドとは異なる進化を遂げて来た~・・・・
そのため、(固有の動植物が生育する太平洋のガラパゴス諸島)になぞらえ、
『ガラパゴス携帯』と比喩されていました・・・。
日本国内市場では世界で一早く、液晶の大型化、カラー液晶、カメラ付きといった
高機能携帯電話を発売してきたが、これらの国内で人気のあった高機能が仇(あだ)
となり、2000年代初めに海外市場参入を図ったが、ことごとくの撤退を余儀なくされ、
世界全体に占める日本メーカー製の携帯電話は5%に満たない現状であった・・。
しかし、その(日本メーカー)が、”再度、海外進出を目指す!”動きを見せている。
その代表格が(シャープ)、台湾での販売に続き、中国本土にも復帰。
この他、(富士通)が台湾に進出したほか、(NEC)もまもなく香港に進出すると伝え
られる。 (東芝)もスマートフォンを中心に世界各地での売り込みを続けている。
「iーモード」をはじめとしたネットサービス、高精細なカメラ・・・日本の携帯は世界の
先端を走ってきた」とは、共通認識だ。 しかし、世界市場では(通話とショートメール
のみ)の低価格機種が主流。 日本製携帯は異端児=『ガラパゴス携帯』であった。
だが、今後は中国などアジア地域でも大容量のデータをやり取りできる「第3世代」
の通信方式が始まる。
携帯電話の普及が一巡すれば、次に求められるのは「機能」であり、3.5G、GPS、
高画質カメラ、テレビ、超薄型モデル、インターネットなど『ガラパゴス携帯』が育てて
きた日本独自の
”進みすぎた技術”は、ここにきて大きな魅力となってきた。
日本メーカーの再進出が中国に、アジアに、世界に受け入れられるのか注目される。
現状の携帯電話のメーカー別シェアは、12月14日 No.1310 (日本の携帯電話)
でアップしています。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木