(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1242)
カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの五カ国と中国の雲南省を流れる全長
4,900Kmの
メコン川は、流域面積が日本の2倍以上、流域人口:2億5千万人
にも及び、その流域は様々な資源に恵まれています。
『メコン総合開発』とは、メコン河流域のこれらの国・地域を国境をまたいで
広域的に開発しようとするプロジェクトです。 これを推進することで、流域諸国間の関
係が強化されるとともに、
ASEANの新規加盟国の底上げを通じたASEANの内部格差
の是正、ひいてはASEANの統合強化が期待されます。
1990年代初めのインドシナ地域の情勢安定を受けて、同地域の開発に国際的な関心
が集まりました。97年の
"アジア経済危機”により一時勢いを失いましたが、アジア諸国
が経済危機から回復するのに伴い、国際的な関心が再び高まっています。特に99年
に
「ASEAN10」:10カ国が加盟したASEAN=東南アジア諸国連合)を実現したASEANは、
内部格差の是正の観点から当開発を重視し、また、国連アジア・太平洋経済社会委員会
(
ESCAP=United Nations Economic and Social Commision for Asia and
the Pacific)
も、2006年6月に2000~2009年を「メコン地域開発協力の10年」とすることを決議
しています。
我国は、従来からこの地域の開発を重視してきました。具体的支援としては、タイ、ラオス
の両国を結ぶ
「第2メコン国際橋」のために両国に円借款を供与したのを始め、インドシナ
地域を横断する運輸インフラ(道路、橋梁、港湾など)を整備する
「東西回廊」関連などの
支援に積極的に協力しています。
我国はメコン流域開発に対するトップドナーであり、流域諸国やアジア開発銀行(ADB)を
初めとする主要ドナーと協力して開発を推進していく考えです。
☆
「日・ASEAN経済連携協定(EPA)」促進のため総額5200万ドルの新規拠出を活用
して、CLMVに対して約4000万ドルの支援を行うこととし、このうち、約2000万ドル
はCLVの国境貧困地帯である
「開発の三角地帯」支援のために新たに供与する。
(ソース:MOFA=外務省HPより)
【
CLMV】=(Cambodia)・(Laos)・(Myammar)・(Viet nam)
◎ それにしても・・・(アジアの構成国)である我国ながら、現状まで欧米ばかりに目を
向けて、”あまりにも、アジアを知らない私たち・・・”
例えば、(ブルネイ)?どこにある?どんな国なのだろう~? これが実態ではない
かと想うのです・・・。
”アジアの中の欧米国=日本”⇒【東アジア経済圏構想】という変わらざるをえない
あるいは、”変わるべき時点”に差し掛かっています。
しばらく、ASEAN(東南アジア諸国連合)を話題にアップしていくつもりです・・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木