(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (1049)
マーケティング用語の中に、[製品標準規格化』への過程を示す言葉として、
『デジュリ・スタンダード(de jyure・standard)』
業界の混乱や、消費者の不利益を避けるために(公的基準)として公的機関が定めた
(標準規格)です。
: 環境国際基準である(ISO14000)や、日本での(JIS=日本工業規格)などが該当
します。
『デファクト・スタンダード(de fact・standard)』
: 複数の規格が市場での競争の結果、消費者の選択によって勝ち残り支配的=標準
規格となるもので、かってのビデオレコーダーのVHSなどが該当します。
があります。
一方、この言葉は世界をリードする主要大国の(政策タイプ)や(通商政策)を表現する
言葉として使用される場合があります。
『デファクト通商政策』 : 自国の通商政策を絶対として、相手国に強要するものです。
(米国型)
『デジュリ通商政策』 : 賛同参画を導く環境を作り上げる)通商政策です。
(欧州型)
その意味で、下記の記事はかなり興味深いニュースかと思えます。
『米、日本の政府調達に不満表明、WTOで改善要求』
米国は世界貿易機関(WTO)が、2月18日、20日の両日に開いた「対日貿易政策審査会」
で、(日本の政府調達に外国企業が参加することは極めて困難)と批判し、日本に入札制度
などの改革を要求した。
※ 米国は公共事業で(米国製品の使用を義務付ける)=
「バイ・アメリカン条項」を
景気対策に導入して日本を含む世界各国から批判されているが、自国の政策を棚上げして
日本に不満を示した格好だ。
(ソース: 2月20日 NIKKEI)
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木