(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (963)
貴金属の(金)が、ここ20年で「最高値」を記録しています。
「金価格 過去5年の最高値推移 (田中貴金属 小売値 円/グラム)」
2004年 : 1548円
2005年 : 2088円
2006年 : 2562円
2007年 : 3070円
2008年 : 3339円 (7月現在)
『(金)、底堅さの背景に(通貨)需要』
(株)や(債権)、(紙幣)などは、その価値を保証する会社や機関などの(発行体)があります。
それらの(資産)は、それを発行するものが破綻すれば=価値”0”となります。
(金)には(株券)などのように「発行体」は存在せず、(金そのものに価値)があるので、
リスクは少ないのです。
『有事の(金)!』
米欧の(金融危機)が深刻化して以降、貴金属の(金)は(安全資産)として注目されてきた。
(金)に対して、投資家の安心感が強いことは事実であり、その背景には
『(金)は通貨』とし
ての性格がある。
「金本位制」が崩壊して久しい現代でも、(金)は各国中央銀行の預金準備の
一部を構成する重要な資産です。
(金)の最大消費国であるインドなどの発展途上国では、金融市場にアクセスする手段を
持たない一般の人々が「タンス預金のようなもの」ととして(金を購入)するケースが多い。
宗教や国家の色彩を帯びていないこともあって
、(金)は=『無国籍通貨』とも呼ばれている。
一方、(金)以外の商品が(通貨)として需要されることは珍しく、商品の材料として使われる
ことが圧倒r的に多い。 例えば、
同じ貴金属の(プラチナ)需要の半数は、自動車の排ガス
触媒向けで、こうした商品は景気変動に需要が大きく左右されるため、現在のような景気の
後退局面では相場水準を下げやすい。
欧米の(経済不安)は直ちに収まる気配はなく、米ドルやユーロといった(基軸通貨)への
信頼が揺らぐ状況もしばらく変わりそうも無い、、、。
『無国籍通貨』としての(金)への需要は根強い状況が当面は続き、相場を下支えすること
になるだろう~、、。
(参考:NIKKEI:「商品コラム」)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木