(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (754)
〇 [輸出保証保険]:銀行が保証する入札保証(ビッド・ボンド)、契約履行保証(パフォー
マンス・ボンド)、前受金返還保証(リファンド・ボンド)に係わるリスクを
をカバーする保険。
具体的には、海外における大規模プロジェクトの入札に日本企業が参加する場合、
落札者は工事の履行を保証する保証状(ボンド)を要求されるため、銀行等に保証
状の発行を依頼することになるが、履行できなかった場合に保証金を支払うリスク
を補填する。
〇 [海外投資保険]:日本企業が海外投資に関して保有する資産(株式、不動産など)が
海外政府による収用・権利侵害・戦争や天災による破壊などの非常
危険による損害を受ける場合のリスクを補填する保険。
保険期間は最低3年以上、最長15年以内の範囲で設定でき、すでに保有してい
る資産についても付保できる。
〇 [海外事業資金貸付保険]:日本の企業が外国法人・外国政府に対して行なう事業資金
に関して、非常危険・信用危険により貸付金元本・利息が
償還できなくなった場合、または保証債務を履行したことに
よる損失を補填する保険。
『貿易保険の実績』
(日本貿易保険)の2003年度の自責報告によると、その引き受け額は11兆1193億円。
その内の97.1%は(貿易一般保険)。地域別にはアジア、欧州、北中米合計で92.2%を
占める。 1位はアメリカ、2位は中国向け。
『諸外国の貿易保険制度』
英国: (Export Credit Gurantee Departmennt)= 政府貿易産業省 (政府組織)
米国: (Export-Import Bank of the United States)=米国輸出入銀行
(政府が設立した組織)
ドイツ: (Euler Hermes) , フランス:(Coface)=民間保険会社に政府が委託
[日本] :
① 以前は、イギリスと同様に政府・(経済産業省)が直接に引き受けていました。
↓
② 独立行政法人・[日本貿易保険]が引き受け、経済産業省が再保険を保証
↓
③ 2005年3月の「規制緩和・民間開放推進3ヵ年計画」の中で、民間保険会社による
(貿易保険)を認めた。
現状では、
日本の保険会社(東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上火災、
あいおい損害保険)
外資系損保会社(ユーラーヘルメス信用保険会社、コファスジャパン信用保険会社、
アトラディウス信用保険会社、AIU保険会社、チューリッヒインシュランス
カンパニー、フェデラルインシュランスカンパニー)
が(輸出信用保険)の引き受けを開始している。
(記事ソース:Wikipedia(貿易保険)より)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木