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『近鉄エキスプレス、シベリア鉄道で自動車輸送』
近鉄エキスプレスは2008年春をめどに、「
シベリア鉄道」を使った完成車輸送
事業を始める。
日本からロシア極東地域に海上輸送した完成車を、モスクワ周辺やカザフスタンまで鉄道で
運ぶ。
日本から北欧まで船で運ぶ従来の海上輸送ルートに比べて
輸送日数を3分の1の20日
程度に短縮できる。
家電製品や自動車部品など
コンテナに入れて運ぶ貨物でもシベリア鉄道の活用
を決めており、完成車を加えて日本企業の幅広い輸送需要に対応する。
シベリア鉄道を運営するロシア鉄道の完成車輸送子会社の「レール・トランス・オート」と提携
ロシア極東(アジア北東部)のザルビノ港まで完成車を自動車専用船で運び、完成車が動か
ないように固定できる専用の鉄道貨車に積み替える。
従来は隣接するフィンランドまで海上輸送し、トラックか鉄道で運ぶのが主要ルートだった。
(ソース:NIKKEI 12月7日)
☆ このような国際運送形態を
『国際複合一貫運送』と呼び、「シベリア鉄道」を
利用する今回のケースは
『シベリア・ランド・ブリッジ』と呼ばれます。
なお、今回の「近鉄イクスプレス」のように、自らは運送手段(船舶、航空機、鉄道など)を
持たないで、種々の運送手段を組み合わせて運送の最初から最後まで一貫してその運送
契約を請け負う運送業者を
『NVOCC』
=(Non Vessel Operating Common Carrier)』 : (利用運送事業者)と呼びます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木