(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (662)
☆ 『三井物産、中国でエビ養殖加工・現地企業に37%出資』
大手商社の三井物産は、中国でエビの養殖・加工事業に乗り出す。
中国でエビの養殖から加工まで一貫して手がける中聯(ちゅうれん)太平洋公司の増資を
約25億円引き受け=37%出資した。 中聯は増資で得た資金で
生産管理のしやすい
養殖池を増設する。
日本や欧米で消費者の
食の安全に対する意識が高まるなか、
生産履歴を確認できるエビを
安定的に調達できれば商機は大きいと判断した。
(中聯)は、登記上の本社は香港だが、全額出資の子会社として(海南島)にエビの養殖場と
資料工場、(広東省)に養殖場と一次加工工場、(大連)に、製品工場を持っており、
年間約1万3000トンを輸出している。
☆ 『三井物産、ブラジル大農園に出資・大豆など安定供給』
三井物産は、ブラジルで農業に参入する。 広大な農園を持つ現地企業に25%出資し、
持ち分法適用会社にした。
大豆など日本や中国、欧州へ輸出する。 世界的な穀物需要の増加と争奪戦激化に対応、
日本への安定供給と食料ビジネスの拡大につなげる。
エネルギー・鉱物資源に加えて食料分野でも、総合商社が「上流権益」を確保しようという
動きが活発になりそうだ。
(総合商社)が農園経営に直接関与するのは、戦後の一時期を除き例がない
初めてのことという。
出資先は、「アグリコラ・シングー」 同社の全株式を持つ穀物会社PMGトレーディングから、
保有株の一部=25%を70億円前後で買い取った。
(参考:NIKKEI・企業ニュース)
『 海外工場 ⇒ 海外農場 : Made by Japan・Made in Asia 』
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木