(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (657)
『国際複合一貫輸送』とは?
船ー汽車ートラックなどの、
① (二つ以上の輸送手段を組合せ) ②(世界の数ヶ国をまたいで)、③(初めから終わり
までの輸送責任を一貫して引きうける)形の輸送形態のことです。
これは「コンテナ」の発達に伴って発展してきたもので、コンテナ輸送においては、輸出国に
おいてコンテナに積込まれた貨物をそのまま他の輸送手段に積替えることが可能であり、
また、各荷役も天候に左右されることなく可能である。
※ 利用運送事業者(NVOCC)による『国際複合運送』の代表に
「シベリア・ランド・ブリッジ」があります。
『近鉄エクスプレス、ロシア西部に一貫輸送・シベリア鉄道で』
近鉄エクスプレスは、シベリア鉄道を使ったロシア西部向けの貨物輸送サービスで、日本の
主要3港からモスクワやサンクトぺテルブルクまで同じコンテナで一貫輸送する体制を整え
た。 横浜、名古屋、神戸の各港に
(コンテナ船と貨物列車の両方に塔載可能なコンテナ)
を用意。 積替え時の手間と時間を減らし、貨物の紛失リスクも低減する。
横浜港など3港それぞれに20フィート、40フィートの2種類のコンテナを用意。
コンテナはロシア極東のボストーチヌイ港まで船で運び、シベリア鉄道でロシア西部まで運
ぶ。
ロシアに進出する日本の自動車メーカーなどへの営業活動をすでに開始。
シベリア鉄道で貨物列車を運行するロシアのトランスコンテナ社から出向者を迎えいれ、
同社と提携して目的地まで一貫運送支援する態勢を整えた。
(ソース:11/23 NIKKEI)
※『利用運送事業者』=NVOCC(Non-Vessel Operating Common Carier)
自らは(船舶、汽車、航空機)などの国際運送手段を持たなくて、各国の各輸送手段を利用
すると言う形で、その間の輸送を一貫して請け負う業者です。
日本の場合、『利用運送事業者(NVOCC)』は、
複合運送証券(Combined Transport Bill of Lading)を発行して
いますが、その様式、機能、目的は、通常の「船荷証券(B/L)」と同様に扱われます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木