(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (656)
「2年5ヶ月ぶりに、@108円/US$に円高高騰!」の昨日のニュースのとらえ方
は様々だと思います。
僕達の年代からすると
、360円=1US$の(固定相場)から、108円
どころか!
@79円/US$という(超円高!)も経験してきているわけ
ですから、「(日本円)と(アメリカ・ドル)は、100円を中心として、経済・政治状況で日々、
その交換比率=(
外国為替相場)は、変化する
『変動相場制』の意識しか
ありません。
では、(貿易)にとって、『円高』とはどういう結果になるのでしょうか~?
今年の6月始めの対 米ドル為替相場は、
@124円/US$でした。
現状の108円と比べると5ヶ月弱で
約16円の円高になったことになります。
(円高)とは、お金の価値で、米ドルがの価値が低くなり、日本円の価値が上がったとする
お金の種類の価値判断=交換比率です。
☆ 今年の6月、日本の輸出者が海外の相手に(10,000米ドル)の商品を輸出したとします。
(
US$10,000.00 X @124円/US$=
1,240,000円の
売上となります。
☆ 今日現在、同じ客に同じ価格=(10,000米ドル)の商品を輸出します。
(
US$10,000.00 X @108円/US&=
1,080,000円)の
売上でしかありません。
日本円で考えると、その差額は実に!(23万2千円)の減収です。 これを、現在の
為替相場で米ドルに換算すると(232,000円 ÷ @108円/US$)=2,148ドルに
なります。
わずか5ヶ月の間に、大切な海外の御客に(20%の為替損益値上げを
要求できるでしょうか!) ←(できません・・・!)
すると、日本の輸出者にとって、結果的に(23万2千円の収益減)となるのです。
【円高】=(輸出者)にはマイナス要因 ・ (輸入者)にはプラス要因
【
円安】=(輸入者)にはマイナス要因 ・ (輸出者)にはプラス要因
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木