(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (643)
(マーケティング・ミックス)の一つである『Price=価格』の設定は、輸出であれ、輸入であれ
非常に大きな課題です。
従来、仕入原価や製造原価に要する販売費、一般管理費を上乗せし、さらに利潤を確保
して価格を決定する
「コスト・プラス法=(ボトム・アップ)」が一般的でした。
しかし、現在の世界の消費者の購買志向は、同様の特性を持った商品ならばできるだけ
安い価格の商品を選択するし、パーソナリティーやこだわりを求める商品であれば、
少々高額でも購入するという(二極化)の傾向にあります。
【Skumminngu Price:スキミング・プライス】=(上澄吸収価格政策)
新商品好きの消費者やパーソナルティーを求める所得水準の高い消費者は少々高価で
あっても画期的な商品であれば進んで購入するケースが多く、一般に価格が高いことが
イメージアップやステータスになるような商品(高級腕時計、化粧品等)の場合の価格設定
戦略です。
【Penetration Price:ぺネトレーション・プライス】=(市場浸透価格政策)
市場参入時では独自性が強く差別化が図られていたとしても、早期にライバルの出現が
予想されるような場合、短期間で市場占有(シェア)を確保しておく必要があります。
特に大量生産・大量販売によって単価を大幅に削減できる製品(シャンプ=、洗剤などの
、価格戦略が採用されます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木