(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (636)
『(ダボス会議)において、日本の競争力が5位から8位に転落』のニュースは、11月1日の
(636号)にて書きました。
(日本の実力)、(国際的な評価)がどれほどアンバランス!であるか!
その原因は、「
財政構造改革の遅れ」にあるのです・・・。
〇 スイスに本拠を置く「世界経済フォーラム」がまとめた2007年版の世界競争力報告に
よると、日本の順位は前年の5位から8位に後退した。フィンランド、ドイツ、シンガポール
などの国々がこつこつと(
市場重視型の改革を進めるなかで、
いわば「
ウサギの昼寝」を決め込んできた日本はまたたく間に追い越された。
〇 日本は
1993年の世界第1位から、金融危機の2000年には21位に転落。
その後改善して、昨年は第5位まで復活したが、また後退した。
☆
「民間部門国際競争力順位」
(企業の研究開発投資) :世界第3位
(利用可能な科学者・技術者): 世界第2位
(技術革新分野) :世界第4位
(ビジネスの洗練度) :世界第3位
(金融分野) : 世界第84位
☆
「国家部門国際競争力順位」
(政府債務) : 世界第120位/131カ国
(財政収支) : 世界第111位
※(マクロ経済の安定性) : 世界第 97位
★ 全体として、金融以外の民間部門は経営改革の成果もあって元気を取り戻しつつある
ものの、政府部門と金融部門の停滞が国全体の国際競争力回復を遅らせている構図である
1990年代の財政の大判振る舞いが、日本の国際競争力の足をいまだに引っ張
っている。
〇 スイス(2位)、ドイツ(7位→5位)、デンマーク(3位)、スウェーデン(9位→4位)
フィンランド(6位)、シンガポール(7位)
(※) これらの国々は、(財政改革)・(教育改革)を健全に推し進めている国々です。
大局的な観点で(本当に豊かな国とは?) 改めて考えさせられてしまいす、、、、。
(参考 : 11/4日 NIKKEI・社説)