(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (132)
『通関士』:何故?どのような過程で?何時に?誕生したのでしょう?
ずっと以前から(通関士)は存在したのでしょうか?
今年10月の通関士試験は、第40回試験です。
我国の貿易取引が拡大し、輸出入の税関手続き(通関)が増大したことにより、1967年
(昭和42年)
【関税の申告納税方式】への移行に伴い、通関業法が制定された
際に導入され、適正かつ敏速な税関手続きを確保するに重要な制度として定着したのです。
←【関税の申告納税方式】って、どう言うこと~?それに替わるまでは、どうして
いたの? そこに「通関士試験のポイント」が潜んでいそうだね!
←その通りです! なかなかにスルドイですね。
通関=税関手続きは、輸入品に課せられる税金=(関税)の確定ばかりでは無いです
けど
、「申告納税方式への移行で誕生したのが通関士試験である!」
このどうしようもない事実をはっきりと把握することが、「通関士試験勉強:最大のポイント」
です。
「申告納税方式」とは、「海外から貨物を輸入しようとする者が自ら、その貨物の関税額を
算出確定し、自分から申告しなければならない。」とすることです。
それまでは、「賦課課税方式(ふかかぜいほうしき)とよばれる、税関サイドが輸入品の
関税額を算出・確定していたのです。
(関税の算出・確定)には、専門的な法律知識が必要であり、正確で敏速な通関手続きの
確保には、輸入者がその「申告納税手続き)を依頼できる専門業・プロの存在が必要である。
それで40年前に創設されたのが、通関業法であり、「通関士」なのです。
とすると、、!
(法律の丸暗記能力がいくら優れていたとしても、
「正確な関税額の算出・確定能力」が基準に及ばない受験者はお呼びでない!」
がポイントになってきます。
その意味で、(実務短答式問題:10問)の中に、「課税価格の計算」「実行関税率表:商品
区分」の問題がありますが、これが、通関士試験の
落とし穴です。
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木