(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (126)
『SIEMENS AG』 ドイツのバイエルン州ミュンヘンに本社を置く世界的な総合電気
機器メーカーです。
ドイツ語では「ズィーメンス」ですが、日本では英語読みの「
シーメンス」と呼ばれてい
ます。
『独シーメンス、通信部門を米もトラー社に売却決定か!?』
シーメンス社は、同社の中で売上額が最大の通信部門(約131億ユーロ=約2兆円弱)を
売却検討。早ければ今月末の監査役会で決定する方向だと、同社のクラインフェルト社長
は発表しました。
売却相手先は、アメリカのモトラー社です。
昨年には、シーメンス社通信部門傘下の(携帯電話事業)を台湾の「明基電通」に売却して
おり、今回は残りの通信部門全部を一括して、モトラー社に売却計画なのです。
【 ☆ 世界戦略への前向きな企業再構築 】
シーメンス社は、日本法人もあり、(補聴器)や(電車)で有名ですよね。
隠れた事実ですけど、日本の世界的通信会社:(富士通)のスタートは1923年にシーメンス
社との共同設立会社がルーツなのですよ。
これだけの世界的企業の最大売上部門の一括売却とは、
(
そこまでシーメンスも苦境!?)という驚きをもちます。
しかし事実は、反対に【
積極的な前向きな企業戦略】なのです。
高収入を見込めるシーメンス社の医療部門や発電部門事業に経営資源を集中する狙いが
あるのです。
シーメンス社の若手社長のクラインフェルト社長は、2007年までに全部門の大幅な利益率
の高上化を掲げ、低利益部門は相次いでリストラを進めているのです。
今後は「グローバル化した世界経済の中で、専門部門に特化した(世界専門企業)として残
るか」;「新たな事業を持っての多角経営で生き残るか」
【業種と国境を越えた企業の大編成】がまだまだ進むと思われますよ!
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木