(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4186)
名古屋・名城公園の愛知学院大学で、「第57回・日本貿易学会』が開催され参加していました。
「通商政策」、「貿易商務」、「貿易金融」、「国際経営」、「AIBAセッション」の各会場に分かれての全国各大学の先生を中心として、JETRO(日本貿易機構」や関税協会、AIBA(旧・ジェトロ認定貿易アドバイザー)も含んでの貿易に係る日頃の研究発表の場です。
今年はKTRA(韓国貿易学会)の会長を含めた会員の参加もありました。
各分野による報告テーマは異なりますが、共通するのは、「経済・製造のグローバル化」で、あり、国際物流の拡大です。数号前のこのブログで、
「通関士試験も時代の子」と記述しました。
具体的に言えば、昨年の通関実務科目・「輸入申告書作成問題」の内容は
”三カ国間逆委託加工貿易”でした。現在の国際経済・モノづくり、国際物流の実態はもっともっと複雑で多様です。
言葉を借りれば、
”made by Japan・made in the world”です。この現状を避けての試験問題は、単に試験のための試験問題に終わり、将来に向けて何の意味も持ちません。
今年の「第51回・通関士試験」においては、例年のように「7月1日に施行分の法令からを出題の範囲とする」とは異なり、
「法令改正の施行が予定されている部分(発効分)からの出題もありえる」との予告が前回の合格発表に付随して公表されていることは何度もアップしてきました。
「申告官署の自由化」を中心としての
「創設以来、はじめての通関業法の抜本的改正」
「通関実務科目・(申告書作成問題)・(課税価格の算出問題)」などにおいて、これらの大きな貿易・通関手続きの劇的変化がどのような影響を与えた試験形式・出題内容になってくるのか?
その「具体的詳細」が7月中旬での「第51回通関士試験・受験案内」において公表されるまで、 想定のしようもありません。
1つだけ確実に言えることは、
「試験現場で考えろ!」とするのが、ここ2~3年の通関士試験である」と以前にアップしましたが、つまるところ=
『読解力』です。どのような形式・出題語句・記述であろうとも、それらに対してパニックとなって平常心を失うことなく、迅速・適正に出題記述を読取り・理解し、解答への筋道を見つけ出していく基礎事務処理能力力が試される出題内容であろうことは舞違いないと感じます・・。
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ある面、”ムチャクチャな事を言っている”ような今日のブログの内容ですが、一昨年~昨年の試験を受験を経験している再受験者の人達は十二分に理解している内容と思います。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木