『ブランド戦略・社名戦略ー④ 「旭硝子(アサヒガラス)』
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古の昔、遠くペルシャから我が国に伝わり、正倉院宝物殿に眠る”ガラスの器”。それから2千年の時を経て、今や日本は世界に冠たるガラス王国となっています。近年では、スマートフォンの液晶タッチスクリーンガラスなど、日本がその世界シェアを独占しています。
一般的にはあまり知られていないのですが、日本のガラスメーカーは世界的に高いシェアを誇っています。平成27年の自動車ガラスを含む板ガラスの世界シェアを見ますと、「旭硝子」が、「サンゴバン」、「セントラル硝子」、「日本板硝子」が世界シェアトップ争いをしています。
『旭硝子、社名を「AGC」に2018年7月から』
旭硝子は2018年7月1日付けで社名を「AGC」に変更すると発表した。同社は事業の国際化を進めており、現在は世界30ヶ国に5万人以上の従業員がいる。今年が創立110周年にあたるのを機に、世界的に認知される企業ブランドと社名を統一しグローバル展開を加速する。
「旭硝子」は主力のガラスの他に電子部材や化学品、セラミックスなど多くの製品を扱う。事業部や地域を越えた一体化を進めるために2017年に世界で企業ブランドを「AGC」を冠したものに変えていた。
同日、2017年12月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年度比19%増の1150億円になりそうだと発表した。従来予測(9%増の1050億円)を上方修正した。化学品が好調で牽引する。売上高は13%増の1兆4500億円になる見込み。従来予測を1000億円上回る。
純利益は35%増の640億円で20億円予想を下回る。同日発表した2017年1~6月期の連結決算は売上高が10%増の前年同期比10%増の6899億円、純利益は39%増の375億円だった。
(記事抜粋:日本経済新聞・2017/08/01)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木