(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4320)
アジアの中でも、インドネシアやマレーシアはイスラム教国家であり、それらの国々のイスラム教徒は、食材や食品加工においてはイスラム戒律に基づく承認を得た食品=「ハラル認証」しか食べることが許されていません。
『ダイセー、ハラル食品輸出支援 営業代行も請け合い』
ダイセーグループは食品の輸出ビジネスを促進する新規事業に乗り出す。
「ダイセーエブリーニ十四」(愛知県・一宮市)とマレーシアの現地法人である「PKTエブリー24ロジスティクス」が、マレーシアの”ハラル食品”市場におけるテストマーケティングを支援するサービスを共同で開発。現地で食品の販売を構想している日系メーカーなどをサポートする。
ハラル認証を取得している商品を主な対象とするともに、認証を取得していなくても豚肉とアルコールの成分が入っていない商品を取り扱うほか、常温、冷蔵、冷凍の3温度帯ニーズにも応じる。10月から営業を始めており、年内には1回目の商材輸出業務を受託したい考え。
日本側の窓口はダイセーエブリー二十四が担い、商品の引取りと輸出手続き、ラベル表示やパッケージの英訳などを実施。PKGエブリー24ロジスティクスは、輸入手続き、保管、配送、店頭陳列を手掛ける。
テスト販売は日本の大手コンビニエンスストアのマレーシア・フランチャイズ店舗で行われ、その状況や結果はリポートにして食材メーカーに提出する。また正式な販売に向けた営業代行も請け負う。
マレーシア・PKGエブリー24ロジスティクスはハラル食品に対応できる食材物流の仕組みを構築している。最大の強みと自負する日本流の品質もアピールしながら、今回の取組みを契機に、事業の拡大に弾みを付けたい意向だ。
(記事抜粋:物流ニッポン 2017/10/23)
※(参考)
「ハラル認証」においては、我が国の調味料である”味醂(みりん)”はアルコールの一種として、”みりん”を使用した食材は原則として「ハラル認証」を受けることができません。
食材の”照り”を確保するため、みりんの代わりに蜂蜜を使用して「ハラル認証」を取得している場合が多いようです。
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木