(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4252)
はっきり言って、「通関士試験」を甘く見過ぎというか、ある面、バカにしてませんか? 仮にも、”財務省・国家資格試験”であることの認識がまったくない・としか思えません。 まだ、確信は持てませんけど、改正初年度の今年の「合格証書」は、規定上では昨年度までの所轄税関長名から財務大臣の合格証書になると思えます。
あるサイトを覗いてみると、”まったく、通関士試験を受験する”という自覚を感じることができません!
「通関」とは=税関を通すという短縮語であり、「税関」は、”税”と”関”という、海外から本邦に入れられる物品に対する・関税・内国消費税の徴収機関と輸出入禁制品等の水際取締りの”関”の取締機関です。
とりわけ、そのスタートは「関税」の徴収機関であり、【関税額】=「課税価格」×「関税率」の数式により算出されます。「課税価格」は、関税定率法第4条の”課税価格の決定方法”により規程され、「税率」は、HS条約品目表に基づく”輸入貨物の所属区分の解釈の通則による実行関税率表の輸入物品の所属事の税率により、関税・内国消費税が決定されます。
つまり、通関士試験の需要課題はこの2点=「輸入物品の所属区分」・「課税価格の決定」に集約されると言っても過言ではありません。
自分勝手の”甘ちゃん!の受験生の言い分は、”この2点を安易にして、”合格できる問題にしてくれ!”と言ってる事に他ならないわけで、弁護のしようがない・・というか、これらの受験生は、通関の世界に立ち入って欲しくない、通関の世界から去って欲しい・・という気持ちが強いですね。
各受験者の1人1人の不満とブーイングが理解できない訳ではないですが、その中でも、これらをクリアーして一定数の合格者がいることを決して忘れないでください。その合格者の努力と基本的スキルを評価できないようであれば、早々にこの資格試験への挑戦から撤退することです・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木