(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4048)
「新年、開けましておめでとうございます」
『「当たり前」もうない』とのタイトルで、当たり前と考えていた常識が崩れ去る。速まる一方の技術の進歩やグローバリゼーションの奔流が過去の経験則を猛スピードで書き換えるからだ。
昨日までの延長線上にない断絶(Disruption)の時代が私達に迫っている・・。
と、日本経済新聞は、元旦にその論評を述べている。
2017年という、特段に”節目”となる年回りではないが、「実質的な二十世紀から二十一世紀への切り替わり」とも思える具体的な大きな変化が顕著ととなる年となるよう感じています。
また、「(技術・文化)の断絶を超えて越えて未来に向かう鍵は、これまで世界経済を引っ張ってきた欧米ではなくアジアにある。英・経済学者のアンガス・マディソンの長期推計によると、世界の国内総生産(GDP)のうち、第一次世界大戦前の1913年は25%だったが、2003年には40%まで拡大した。成長するアジアの時代はなお続く、2030年には53%まで高まる」と言う。
年末よりアップは続けていますが、1938年に米・デュポン社がナイロンの生産開始から80年~。二十世紀経済は、”「鉄」と「プラスティックス」”による経済拡大を図った世紀でした。「鉄」、「プラスティクス」に継続しない=これらと”断絶”する新たな産業素材の兆候が確実に見え始めています。
なお、二十世紀前半での基軸通貨=(英・ポンド)、後半での(米ドル)という通貨・金融世界も、PCの中で誕生した仮想通貨である「ビット・コイン」が、実態金融市場で認められ始めている。
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まさに、「当たり前でなくなる」・「昨日までの世界との”断絶(Disruption)」を強く感じる年頭のひと時です。
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「通関士試験」においても、通関士制度・通関業法の創設以来の"50年ぶりに初めての抜本的改正が実施される年”であり、細部までを問えば、従来の通関の「当たり前が、当たり前でなくなる」=「過去の試験問題集やテキストなどの参考書の”断絶”の試験の年」となるわけで、受験者にとっては不安な幕開けとなります。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
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Re.No.(追番)を実際のプロバイダー記録号数に合わせて修正しました。(No.3272⇒4048)